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コルシカ ガイド (Guides de la Corse par KOMORIYA) その3

  これから旅行記に入ります

先ずはオルリー空港へ

成田発AF275便で12:30出発。機内食は数年前から、質が向上したような気がします。それでも、やはりカップヌードルが一番おいしい。詰め所で作ってもらうのですが、カップを包装している透明ラップを開くとき、(安全性のためか)ナイフが手元にないスチュワーデスさんが、口でラップを噛み切って下さったのには、おどろきました。予定通り17:40パリ・シャルルドゴール空港着。滑走路で、今回も茶色の野ウサギを見ました。2羽が芝生の地面で追いかけっこしていました。
シャルルドゴール空港からはオルリー空港までのエールフランスのシャトルバスが出ています。先ずバス乗車券販売窓口ではなく、そこ左側にあるエールフランスの案内所に行き、オルリー発コルス行きの乗り継ぎ航空券を示して、無料のシャトルバス乗車券引換券をもらいます。それをシャトルバス乗車券販売窓口に持っていき、バス切符に換え、近くにあるバス乗り場から乗車しました。6:45出発、7:25オルリー空港に到着。オルリー空港のバスの着くフロアーは出発フロアーなので、エレベーターで一つ下の到着フロアーに降りて、外に出ると、ちょうど出口の近くにホテル行きのシャトルバスが迎えに来ます(20分間隔)。停車地点はホテルによって違いますから、自分の行くホテルのところで待ちます。ほどなくミニバスのようなシャトルバスが来て、ホテルMercure Orly Aeroportに到着。(泊)なんの飾り気もないビジネス風のホテルですが、部屋の広さ、浴槽の設備、朝食、値段とも満足のいくものでした。ホテルを出る際、次回に使うためMercureの割引券をもらう事も忘れずにしました。
ホテルから、再びミニバスで5分足らずでオルリー空港ウエスト、出発フロアーへ。コルスに飛ぶ航空会社は複数あるのを考えずに、最初は他の航空会社の待ち合いで並んでいました。すごく混雑しています。途中で気付いて、反対方向の一番端にあるエールフランスの待ち合いの方に向かいました。空港内の売店でコルスのガイドブックを見て、何種類かある中から、2冊に分冊されたGuides Gallimard出版社(Paris)のものを買い求めました。とても詳しく書いてあり、地理、歴史、動植物、食べ物など、まさにコルス百科辞典といってもよいガイドブックです。

いよいよコルスへ出発です

AF7568 便Paris Orly Ouest 12:50 定刻出発。機内はフランス人の家族連れで満員。思ったより大きな飛行機です。途中万年雪の白いアルプスの真上を飛び、コルスに入るとコルス岬、カルビ、そして美しい西海岸を見ながらアジャクシオ空港へ。
思いもかけない絶景です。Ajaccio空港着14:30 荷物を手にするまでに30分ほどかかり、15:10空港からタクシーで15分(料金100F)3時30分にはアジャクシオ市内の中心街にあるホテルFESHにいました。

アジャクシオAjaccio

夕刻までに少ししか時間がありません。閉まらないうちに、ナポレオン・ボナパルトの生家を見学(通りから引っ込んでいて、見つけずらかった)。次にインフォーメーションで街の地図をもらい、観光船案内のパンフレットをいただきましたが、市内バスの地図は壁に貼ってあって、それは手に入らず、自分で写しとっていくしかありません。暑くてたまらないので、 Place Fochフォッシ広場(夜になると、古着、古本、骨董の夜店が出ます)のお店で大きなソフトクリームを食べて一休み。道を横断して港に出て観光船案内所へ。

絶景のコルス西海岸を観て、途中の美しい砂浜で海水浴が出来る船のツアー、Reserve Naturelle de Scandola(アジャクシオ出発9:00,戻り18:15)(料金280F)を申し込もうと思っていましたが、3日後出発の分しか空席が無く、断念しました。仕方なしに、簡単に予約出来るサングイネール島les illes sanguinaires(アジャクシオ出発15:30、戻り18:00)(料金120F)の明日の便を予約しました。名前を言うだけで、料金は当日切符を買う時に払います。ーーーーご参考までに書きますと,Bonifacio往復の船は毎週水曜日に出ています(8:30出発、19:00帰港、290F) 。これらの船旅はすべてNAVE VA-PROMRNADES EN MERという船会社が主催していますが、インターネットでみるとPorticcio出発分しか出ていませんが、途中でAjaccioに寄港しますので(おおよそ30分後)、予めインターネットで予約するか、FAX:04.95.21.83.98 で予約すれば万全でしょう。
その次は、明日の海水浴場への道順探しです。インフォメーションで写し取ったバス路線を調べてみると、市内から終点La Parataまで海岸線を走るルート5番のバスが見つかりました。最寄りの停留所はドゴール広場Place DeGauleです。確認に行くと、広場は真っ青な海を展望できる海岸沿いの小高い場所で、三面道路に面しているのですが、何度見て周っても、それらしき停留所が見つかりません。結構広いので、もう歩くのもうんざりです。そのうち、バスが通ったので、どこで停まるか後を追うと、広場を通りすぎていくのです。結局、広場の海と反対側の道路を進んで、ランセルなどのブランド商品を扱う商店の入ったビルを通り越した裏手の道路に停留所がありました。停留所標識はあまり目立ちません(上の地図に書き込みました)。

明日の海水浴と船旅の準備が完了したら、もう夕方です。海岸通をフェリー港、商工会館、SNCF駅を過ぎて、30分以上歩いたでしょうか、バス停探し以降、ずいぶん歩き続けてくたくたです。ようやくヨットハーバーのある海岸に着きました。お目当ては、レストランFloride(住所au port Charles Ornano)。午後7時、一階のビストロでは簡単な食事が出来ますが、2階のレストランは午後8時からオープンというので、席の予約をして、涼風に吹かれて、大きなヨットの出入りをベンチで眺めて待ちました。レストランはすぐに席が満員になってしまいました。店のおやじさんが、本日の魚はこれだよ、見にこないか、と招きます。丸ごとのスズキや鯛などがならべてあります。カルテに書いてあるEspadonというのはどんな魚ですか、とたずねると、おやじさん上腕の袖をたくし上げ、見ろ、これだ、という。そこには墨痕鮮やかなカジキマグロが彫ってありました。魚スープ、魚の薄造り(カルパッチョ)、魚のソテー盛り合わせなどをいただきましたが、どれもこれも盛りつけが美しく、一流の味。客席をまわって店のマダムが、おいしいか、と聞いてくれます。ピッチャー入り水道水(キャラフドロー)は無料でお代わり自由、とてもおいしい。コルス産のDomaine de Torracciaという白ワインはドゥミブテイユ50F(900円たらず)なのに、豊潤で最高のものでした。さすがに地元です。来る時とは違って、足取りも軽くホテルFeshに帰りました。その夜は、ホテルの隣のレストランから楽しい生演奏の音楽が夜遅くまで流れてきました。