Lille,Amiens,Reimsリール、アミアン、ランス紀行(その4 リー ル4日目市内)

8月16日(土)
朝早く、一人でホテルを抜け出し、ドゴール将軍広場に行き、まだ。清掃車しか走っていない、広場の一角に腰掛けて、旧証券取引所等の美しい建造物をスケッ チしましたが、窓の数が多くて大変でした。午前10時に家族と待ち合わせ。家族がこのデジカメは写真が撮れないよ、というので確かめるとデジカメ本体にメ モリーカードが入っていませ ん。10時から開店のFnacに入って、急いでソニーのメモリーカードを買い求めてセーフ。
今日は10;30からインフォメーションの中で待ち合わせて、8月 14日に予約しておいた
Old Lille (English walking tour)に参加する日なのです。英語版は毎週土曜日ですが、フランス語版は毎日催行しています。1時間30分の徒歩行程です。6ユーロですがCity Passで無料です。英語の堪能な若い女性がガイドです。先ずドゴール将軍広場に行き、窓枠に沢山の彫刻飾りを施すのがFraman風の建物の特徴だとい う解説。


なるほど、そうですね。一番立派な旧株式取引所は、裏手に回ると入り口があり、中に 入ると(入場無料)、中庭になっており、今日は古本市が開催されるということで準備の真っ最中。そこを出て向かいの建物がオペラ座で、飾りの少ないクラッ シックな造りだという。それからブランド商 品を扱う一流ブッテイックが軒を連ねる路を歩き、ここが町一番のレストランだといわれて、A L'HUITRIEREの


写真を撮り、やがて、Hospice Comtesseオスピス・コンテスに到着。人々が壁画の解説に耳を傾けているすきに、そっとグループを抜け出し、部屋の奥手にあるトイレに行っちゃいま した。ここは、個人的に一昨日訪れた所ですから、トイレの場所もばっちり覚えていたのです。すっきりして再びグループに合流。旧市街の美しい建物を見なが ら歩いて、大きな 教会に出ました。Catedoral Notre-Dam  de la Treilleです。


外側の壁に金属の棒が組み合わさっていて、まるで工事の足場のようですが、これで薄い大理石で出来ている入り口の壁面を支えていると いうわけです。教会の内側からは、大理石の模様が透けて見えます。教会の中は大きいのですが、ガイドさんの説明を聞きながら回っていくと、きちっと完成し たステ ンドグラスの所、ほとんど無地のガラスの所、細密な彫刻のある柱、何の飾り気もない柱など、よく見ると中途半端な造りの内部です。ガイドさんによると、こ の教会は近年再 建されたもので、資金難のため内装が途中で簡略化されたそうです。計画では2基の尖塔があるはずでしたが、実際は教会の建物と離れた1基の尖塔があるだけ です。説明から考えても、荘厳な教会を建設するには、どれだけの資金と、権力が必要なのか計り知れません。出発点に戻る途中、ドゴール将軍広場の北側に 1761年創業という 有名菓子店NEERTの前を通りました。ガイドさんが、とても値段が高いけど、かつてシャルル・ドゴール将軍がお気に入りだった店なの、と教えてくれまし た。その時は買 う時間がありません。後で、本店以外でもプランタンデパートにもNEERT製品が売っていたので、試しに小さなパックを買いました。


買って正解、高い値段 の通り、それはそれは美味しいものでした。昼食は昨日のお昼のレストランのはす向かい地下鉄Republique Beaux Arts駅出口のその名もSubwayというサンドイッチハウス。この店は例のCity Passを使うと、長さ30センチのサンドイッチ、飲み物、ドーナツ付きセットを6ユーロで食べられます。味は普通です。
午後は、Lille出身のドゴール将軍に敬意を表して、シャルル・ドゴール生家Maison Ch.DeGaul  住所9.rue Princesse Lille  に行きました地下鉄で Republique Beaux ArtsからLilleFrandreまで行き。地上に出て、バス乗り場から3番線のバスに乗り(City Passで無料)10分くらい、バス停Magasinで下車、市内地図を見ながらrue Princesseを探し、たどり着きます。恐らく200メートルくらい歩きます。


フランス国旗が飾られた門を入ると、ドゴール将軍の2階建ての家。寝 室、居間など。ビデオで、第二次大戦、占領からフランスを解放し、がれきの中から、復興させたドゴール将軍の活躍と栄光を放映しています。室内撮影禁止な のでここでお見せできません。ドゴール将軍の顔写真の入ったスプーンをおみやげに買い帰りました(一方通行ですので、降りたところとは 別の場所から乗るのですが、バス停の名前は同じくMagasin、つまり同名停留所が2箇所に分かれてある)。夕食は、探すのが面倒になり、駅前通り沿い を歩いて、中心から外れた、客の少ない、Bistrot Le Rallyeというレストランに入り、家族はビーフステーキ、私は、ムール貝のワイン蒸し。ステーキは厚みがありすぎて、良く焼いて(ビヤンキュイ)と頼 んだのに中身は真っ赤で血がにじむ。私のムールマリニエールは専用の鍋一杯に出てきて、にんにく、タマネギの効いた蒸し汁がとても美味しい。気さくなお店 のおじさんに、ユヌ・キュイエール シルブプレといって、匙を一本持ってきてもらい、皆でおいしいスープのようなエキスをいただきました。妻はアルザス産 のビールを飲んで幸せ。


Lilleの人達は概して背の高い人が多い、これは北フランス、フランドル地方の特徴です。それから、水道水が美味しい。だから、 レストランでは、客は皆、無料のカラフ・ド・ロー(水道水)を頼んでいて、ミネラルウオーターを注文している人は見かけませんでした。
     
     そ の5 アミアンにジャンプ

    リール、アミアン、ランス紀行(その 3   Nord-Pas de Calais)にもどる