Lille,Amiens,Reimsリール、アミアン、ランス紀行(その2 リー
ル2日目市内)
8月14日(木)Lille
Frandre駅からメインストリートを市中心部に歩くと、真正面に商工会議所、右手にオペラ座、左手に旧株式取引所の見えるPl du
theatreという広場に出ました。

その道角にあるPAULというパン屋
さんは1800年代からの老舗で、いかにもおいしそうな品揃えです(後でわかったのですがPAULは全国チエーン店)。


そのパン屋さん側に沿って左手に行
くと、パソコン、デジカメ専門店のFnacがあります。Fnacの前方の広場が、Pl du Gal. Deaulleドゴール将軍広場。

中心には噴水と、女神像があり、手には旗ではなく布の
切れ端の
付いた棒をもっています。大砲に点火する火だねの棒で、大砲が、この町を敵の侵略から守った歴史を表しているということです。Fnacにそって更に
道を進んでいくと、地下鉄Rihourリウール駅のある広場に出ます。あたりを見回すと、ツタの絡んだ緑の陰に i インフォメーションの看板、これは
Palais
Rihourという古い宮殿跡の建物の一階にあります。(参考;インフォメーションの入り口でない、別の入り口から入ると、古い宮殿の一部とチャペルの内
部が自由に見学できますよ。)

(写真の正面奥、チャペルの屋根が見える建物)
とてもわかりに
くい。一体にいえることですが、フランスの看板は、どうしてこう小さくて目立たないのでしょうかね。9:30 lille tourist
officeでCitypass 3-day pass(45ユーロ、7650円)を買いました。少し高価なのですが、この地方一帯Nord-Pas
de Calaisの乗り放題鉄道乗車券付ですから、まあまあ、の値段です。売店でRecette du Nord-Pas de
Calaisという料理の本を見つけました(5.5ユーロ)。
先ずは、10時出発の Lille 市内観光バスツアーで、 50
分で回ります。9.5ユーロですが、
Citypass
で無料。座席にはイヤホーンが着いていて、チャンネルを切り替えると言葉が選べ、日本語もあって説明がよくわかります。それによると、町の名前の起こり
は、水路にとり囲まれた島illeが始まりで、水路を使ったフランス・オランダ・ベルギー間の交易で次第に発展し、大きな都市に
なっていった。そして、L'ile 島 からLilleという
地名に変ったのだそうです。 市内観光バスの後は、
バスツアーで目星を付けておいた、Republique 広場にあるPalais des Beaux-Arts
美術館まで歩いて行きました。丁度ゴヤ展を開催中でゴヤの素描が沢山展示してありましたが、そこは足早に見て、ブリューゲルとかルーベンスとか本来の
フランドル派の絵画、印象派の絵画などを十分堪能しました。彫刻の部屋も傑作揃いで圧巻でした。入場料5ユーロですが、Citypass
で無料。美術館を出たのが、1時半。フランスといえども2時でランチは終了してしまうので、急いでレストランを探しますが、どこも満員。なんとか近くの広
場で見つ
けて入り込んだのがLa
Baignoire(すぐ前の広場に浴衣の女性像の噴水がありますので、店名はまさに浴室という意味でしょうね)。メインとデザートで9.9ユーロと安
い。サラダ、魚料理、肉料理、と三
人3様の皿をとりました。中でも肉
料理は当地名物のCarbonade
Flammandeでこれは、ラード、ビール、マスタードなどを使っ
た煮込み牛肉で味、ボリュームともに満点で堪能できました。

昼過ぎは、歩いて
Hospice
Comtesseオスピス・コンテス見学。オスピス見学は無料。館内にある博物館は入場料2.5ユーロ、CityPassで無料(写真は左:外観、中央:
内部正面、右:天井の紋章)。

歩いて再びRihour広場のインフォメーションに戻
り、案内係の人にパスツール研究所の所在地を市内地図上にマークしてもらいました。地下鉄Rhior駅から1番線でporte des
postes駅に行き2番線に乗り換え、Lille Grand Palais下車。パスツール研究所は、細菌、微生物、発酵を研究した Loouis
Pasteurルイ・パスツール(ワインで有名なボーヌの近郊Dolle出身)がナポレオン3世の命を受け、それまで腐敗してしまうため戦場に持ち込めな
かったワインを、Lilleに在職中、低温殺菌することにより、保存できる方法を発見し、その功績に対して、パスツール研究所Institute
Pasteur de
Lilleを賜ったものであります。残念ながら、表の看板に見学は毎週水曜日、午前9:30−12.午後14:00-16:30と書いてあり、今日は木曜
日なのでダメ。外から見ましたが、清潔で、立派な研究棟、製剤所などがあり、予防医学と書いた自動車も見えました。

裏にまわると、塀に囲まれた馬小屋のよ
うな動物棟もありました。
夕食はLille
Frandre駅前通りよりも、その一つ奥の通りにある、「北京」という中華料理店で一人9ユーロ(1500円位)の定食。ツバメの巣のスープ、酢辛スー
プ共にとても美味しい。さすが地元、青リンゴと豚肉の塩味の炒め物が抜群においしい。その他は、北海芝エビの天ぷら、魚の辛みソースなど。サービスはてき
ぱきとしていて言うこと無し。ホテルに帰って、テレビで北京オリンピック中継を見ました。放送内容は当然フランス選手中心です。
その3
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