ハハハ                                     
ペリゴールPERIGORD地方周辺紀行(その6 再びトウルーズToulouse)

8月16日(木)

今日はトウルーズToulpuseに戻ります。アルカションArcachon駅9:04発。9:57ボルドー・サンジャン駅着。見ると、同じプラッ トホームの反対側ににニースNice行きが停まっています。Corailと側面に書いてあるので間違い在りません。ホームのベンチで待っていると、車掌さ んが通りかかって、どこまで行くの、と聞くのでトウルーズまでですと、答えると、この列車で良いです、ところで座席の予約はしてありますか、と聞いてきま す。TGVではないので、自由席に座ろうと思っていたら、全車座席指定ですといいます。フランスレールパスを見せたら、まあ、乗っても良いでしょう、とい われ乗り込みました。列車は確かに停車駅数も少なく、TGVに近い走りです。途中車内で例の車掌さんが現れ、しっかり座席指定料の追加料金20ユーロを払 わされてしまいました。ボルドーを離れるとき、美しいブドウ畑とシャトーの景色が続いたと家の者が云っていましたが、前日雨に濡れた影響でしょうか、頭痛 がした私は風邪薬を飲んでうとうとしていましたので、その景色は見ていません。トウルーズが近づくとミデイ運河が列車と平行して見えてきます。12:59 トウルーズ着。直ちにメルキュールホテルに荷物を預けて街に行こうとしたら、フロントのおじさんが掃除の人と連絡を取ってくれて、もうお部屋に入っても良 いですよといわれ、そのまま部屋に荷物を置き、顔を洗ってから、街に出て行きました。暑い昼下がり、あらかじめ調べておいたレストランを探し歩き、通りか ら奥に入った人通りの少ない路地にそのレストランを探し当てましたが、シャッターが閉まっていて、8月20日までバカンスで休業しますとの張り紙。汗をか きながら歩かせられた家族はぷんぷん。それならどこのレストランでも良いから、と近くを探しても、小さなカフェーくらいしか無い。大通りに出ても、その辺 には無い。反対側に入るとブランド商品の高級店ばかりで、食堂が無い。2時近くになって、ようやく広場Place st Georgesに出て、レストランを数軒発見。喜び勇んで行くと、2時過ぎからは食事は出しません。サラダにお菓子、飲み物なら良いけど、とギャルソンが いう。この暑いのにケーキでお昼代わりなんて絶対いやです。お腹の空いた家族からは非難されるし、弱っていると。セルフサービスで、サンドイッチ、サラダ などが食べられるお店を発見。同じ広場にあるのに、看板が小さくて、ひっそりとやっている店だから、最初、気がつきませんでした。見ると、水道水が入った 大きな1リットル瓶まで、並べてあり、無料で飲めるのです。過去の経験から、ハムサンドではなくチキンサンドイッチとキュウリのサラダを買いました。なぜ かフランスのチキンサンドは日本ではめったに食べられないジューシーで美味しいチキンが入っています。涼しい座席で、ようやく昼食にありつけました。それ も格安で。
大通りRue de Metzをガロンヌ川La Garonneの方に向かって歩き、バンベルグ財団が運営する美術館である、アセザ館Hote d'Assezat Fondation Bembergを目指しました。入り口が道から少しだけ引っ込んでいるので、注意しないと通り過ぎてしまいます。中身はすごいですね。名画が次々と展示さ れていて圧倒されます。トウルーズに来たら絶対見るべきですね。特に2階の印象派のところが見応えありました。一階には絢爛豪華な家具調度品、名画で飾ら れ、一昔前の王侯貴族の生活様式がしのばれます。すっかり堪能してから、再び大通りを少し行くとガロンヌ川に出てポンヌフpomt neufという橋がかかっています。橋のたもとにはブラッセリー・フロがあり、その横が美術学校。川に沿って更に歩くと、川に下りていく階段があり。そこ にガロンヌ川遊覧船の乗船場が在ります。そのうちに雨が降ってきました。
もうすぐ7時になればレストランが開店です。もう探し回らず、近くにしよう。運よく、奥の路地に中華料理店発見。開店時間少し前ですが雨が降っているので 快く入れてくれました。ムニュー(定食)を頼むと、白飯か、リ・カントネーズがいいのか、とギャルソンが聞いてきます。わからないので、各自別々に両方頼 んだら、リ・カントネーズとはチャーハンのことでした。とても感じの良いギャルソンなのですが、料理の方はどれも同じ味で、甘ったるくて、どろどろしてい て、眠い味付けで冴えません。スープまで甘くて、大はずれでした。やはり、予習してきた店を探せば良かったのかな、でも昼間のこともあるしなあ。食事が終 わる頃、雨は降りやんでいました。午後9:30ナイトクルーズの船に乗船。緑色に浮かぶ橋が珍しい。そばに船で近づいてみると、橋の横一面に緑色の蛍光灯 がズラーと並んでいて、それが橋を照して幻想的な橋を演出しているのです。船は約45分で乗り場に戻って、それから後ホテルまで歩いて帰りました。大きな 通りは人が歩いていて、夜でも、それほど危険ではありません。

(写真上左アルカション駅、上右アセザ館、下左ガロンヌ川船乗り場、下右ガロンヌ川ナイトクルーズ。)

ペリゴールPERIGORD地方周辺紀行(その7 アルビAlbi)に続く