酷暑の 南仏プロバンス紀行(その4 アビニヨン3)  

ホテルMAGNANは駅から数えて2番目の城門の内側にあり、通りの名前を取ったものです。感じの良い娘さんとお母さん、おばさんの女性だけで運営しているように見えました。パテイオ(中庭)を囲んで建物が建っており、その美しい中庭での朝食は格別で、内容も良く、選んで良かったと実感します。宿泊客は、言葉から、北欧系の人が多いようで、日本人や団体さんはいません。夜になっても、太陽で暖められた布団が冷えず、少々寝苦しいのが難点ですが、今年は特別猛暑ですから、しかたがありません。夜、冷気を取り込むために開けた窓から城壁に映える月が見え、幻想的な風情でした。

アビニヨンの見所といえば、歌にうたわれたサンベネゼ橋と法王庁です。法王庁は前回アビニヨンに来たとき見学しましたので、今回はサンベネゼ橋を見学することにしました。入場料が一人3.5ユーロ(490円)と高めですが、音声ガイド(日本語)を貸してくれますので、納得です。神のお告げを聞いた羊飼いの若者Benezetが諸侯の御前で重い巨石を持ち上げるという奇跡を起こし、その結果、神のお告げのpont saint-Benezetサンベネゼ橋が出来上がったという歴史が音声ガイドで学べます。橋の上から眺めたローヌ川は広いですね。

最後に、アビニヨン市内で見かけた、これは何でしょうか? 

盗難予防の、馬ならぬ、自転車、バイクつなぎです。自転車の盛んなフランス,面目躍如の装置ですね。

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