酷暑の 南仏プロバンス紀行 

(その13 エクサンプロバンス 6 )

アプトApt、ルションRoussillon、ゴルドGordesめぐりツアー

出発9:00戻り19:00 (43ユーロ)

8月16日(土)今日はミニバスツアーの最後、ボークリューズ地方リュベロン山脈の北側の鉄道のない、バスでしか行けない町を廻ります。 

先ずはアプトの朝市見物。とても規模が多くて、プロバンスの産物大集合という感があります。写真上左:枝着きトマト、その右隣がヒダの有るトマトで普通の2〜3倍の値段ですが、すこぶる美味しい。(バルセロナではモンセラットのトマトとして売っています)上右:プロバンスの石けん(ハーブとオリーブオイルで出来ている)上右端:Sainte-Anne d'Apt(サンタンヌ大聖堂内でわずか1ユーロで販売している聖アンヌ像の写真、大きさは新聞紙1ページ大)

ついでルションに行って、そこでお昼。ガイドさんお薦めのレストランに直行。なるほど、眺め良し。客はメロンの前菜と、トマトサラダ、ステーキのランチを食べている。ところが、昼の自由時間2時間だというのに、1時間座っていても、私達のテーブルには、まだ前菜も持って来ない。これでは、何も観光できないまま、終わってしまうではないかと思い催促したところ、その後は、何とか食べ終えることができました。急いで、町のてっぺんまで登り、その後、ルション特産のオークルという岩の壁を見に行きました。写真中左:褐色の岩の上に建つルションの町 中中:岩の色が赤褐色からピンク、白まで様々な段階で出来ているのが分かります。中右:そのオークルを使った絵の具がお店で売っています。特に日本画を描かれる方には必見です。

パンフレットには有名なボリー村の石の家が載っていたので、期待していたのですが、道なりに走るだけで、停車しませんでした。何故石の家を造るのかって?石がその辺に沢山転がっていて、材料が只だから、とはガイドさんの答え。その後、谷に降りていって、セナンク修道院に到着。ここは入場制限が厳しくて、予約した時間に予約した人数だけ入れる、というので、ガイドさんは遅れないようぴりぴりしています。その上入場料別払いで、係りがしつこく人数をカウントしています。暑いさなか石の建造物内部は涼しいだろうと思ったのが大間違い、石そのものが暖まっていて、オーブンの中のような暑さ。一つの部屋でひとしきり解説、次の部屋でまた説明と、言葉もよく分からなければ、キリスト教信者でもない私にとって、シトー派がどうのこうのと言われても、馬の耳に念仏。苦痛以外の何者でもありません。神様早くここを終わらせて外に出してください。写真下左:石の家 下中:セナンク修道院

最後に、期待をふくらませてゴルドに到着。自由時間1時間。といっても、てっぺんでバスを降ろされ、見回すとお城がありますが、特別見る物はありません。午後の日差しは暑く、てっぺんでは木陰も無し。建物の陰に隠れて、みやげ屋のアイスクリームを食べるだけ。ああつまんない、この町は遠くから眺めれば絵になりますが、そばに近づいたら何もない、つまらないところでした。写真下右:ゴルドの遠景 そして帰路につきました。今日のハイライトはルションでした。

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