酷暑の 南仏プロバンス紀行

(その12 エクサンプロバンス 5 ) 

8月15日(金)レボー・ド・プロバンスLes Baux-de-Provence,カマルグLa Camargueツアー
(44ユーロ)出発8:45 戻り19:00

午前中アルピーユ山脈地帯の景観、そして今度の旅でも特に印象深い山岳砦の町レボードプロバンスをじっくり見て来ました。

 

上左:レボードプロバンス近くの道路で外観を見るためにバスが停車。道ばたには野生のアニス(ハーブ)が茂る、手に取って噛んでみるととても良い香り、ガイドさんが魚料理に使えるといったので、各自採取。上中:門をくぐって町中を登っていく。上右:礼拝堂、コンサートなども開かれる。

下左:お城(入場は有料。無料で音声ガイドを貸してくれます、料金を払ってから気が付きましたが、オランジュのアレーナ見学で買った入場券が、ここでも有効なのです。共通券、でも、今日は持ってこなかったもんね)は、岩をくり抜いて出来ていて、広く、高く、沢山歩かせられますが、魅力満点です。下中:道から見上げた砦。下右:お城から眺めたアルピーユ山脈と平野。

2時間程見て、その後ブドー畑の連なる平野を走って、アルルArlesに到着。中心部のインフォメーションのところで、バス降車。各自自由に昼食2時間。少ない現金は大事に持っていたいので、VISAカードの使えるレストランを探し歩きました。その結果、地元の常連が来る、すてきな店を発見。場所は観光客でにぎわう、ゴッホの黄色いカフェ、からほど近い12,rue de la liberte にあるLe Petit Buffetです。店にはいると、愛想の良いおじさんが座っていて、ボンナペティというので、早速、注文をしようとすると、わしは、この店の客だよ、いま店主を呼んでくるから、といいました。食事が終わって会計の時も、店主が居なく、2階に上がって、声をかけたら出てきました。いかにも、のんびりしています。内装は南国的なきれいなタイル張りの壁、部屋の奥には高級ステレオスピーカーが流行の歌を流していて、地元の青年が静かに聞き入っています。ムール貝のワイン蒸し1kg鍋ポムフリ(揚げジャガイモ)付き、カジキマグロの料理、ローストチキン、の3品を頼みました。デザートはアイスクリーム盛り合わせなのですが、組み合わせを間違えないようにそれぞれ、愛称が付いています。(ランチ一人11ユーロで、合計33ユーロと安く、どれも美味しい)昼食後すこし街をぶらつくと、たちまち2時間は過ぎてしまいました。

午後は、カマルグにあるサントマリー・ド・ラ・メールStes-Maries-de-la-Merで海水浴です。あらかじめ水着を用意して来ましたので、約1時間泳ぐのです。とにかく酷暑ですから、早く水に入りたい。ところが、海水浴場の海水が防波堤で狭められているから、海水まで温まっていてぬるいのです。体に付いた海水を落とすシャワーは冷たくて気持ちよかった。

バスはカマルグの道路を走ります。途中、水稲を作っている風景も見られましたが、大部分は原野と湿地。道路でバスが止まると、慣れたもので野生の白馬が近寄ってきます。柵越に観光客が頭をなでてもおとなしくしています。いよいよカマルグのポンデュゴー鳥類公園Parc Ornithologique de Pont de Gauに着きました。一人5ユーロを払って入場します。園内には立て看板があって、遠距離、近距離と幾つかの散策コースに分かれています。持ち時間1時間ということで、あまり遠くまで行けないのが、団体旅行の辛さです。出迎えたのがフラミンゴの群。写真中央のフラミンゴの開いた羽は見事でしょう。一瞬の間ですから、カメラでは無理で、これはビデオから取りだした画面です。写真上右のネズミのような動物は子犬くらいの大きさがあり、草を食べていました。下左は昼過ぎに行った海水浴場。下右はこれこそがカマルグ湿地帯を示す写真で、本当は遠くに見える大規模な水面あたりまで行きたいところですが、今回は近場を見るだけで帰らざるを得ません。後は一路エクサンプロバンスに戻り、充実した1日が終わりました。

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