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Lourdesルルド

8月14日(日)朝レザル市場に行って、madras curryマドラスカレー粉を量り売りで買い、羊のチーズbrebis,オニオンのキッシュを2片買い求めました。帰ってからホテルの朝食。コーヒサー バーが故障していて、マダムがお手製のコーヒーをサービス。ホテルを退出するときも故障を詫ながら、滞在はどうでしたか?とご夫妻で聞いてくれます。 agréable
気持ちよかった、と答えると、笑顔で見送ってくれました。
今日はToulouseで乗り換えて、Lourdesルルドに向かいます。乗り換え時間が15分で、切符は時間変更出来ない種類。ギリギリだなー、と思っ ていたら、悪いことにToulouse行きの列車が10分遅れて到着。どうすることも出来ず、乗り換えできるのか?との心配ばかりが頭をよぎります。 12:28Toulouseに着くと、幸いな事に同じホームの反対車線にLourdes方面の列車が停まっていました。1等車の切符を持っていたのです が、2 等車の席でも構わない、目的地に行ければ良いと割りきって、急いで一番近い最後尾の車両に座りました。列車は接続を待っていてくれて、6分遅れの 12:37発車、11分遅れて14:30Lourdes着。駅の外は昼下がりの暑い時間帯。7分ほど歩いて、Hotel Atlanticに到着。2泊で部屋代120€、朝食一回7€、夕食一回15€。地の利がよく、部屋は真新しく気持ちが良い。
ルルドは2度めの訪問なので前回行きそこねたピレネー博物館Musée Pyrénéen de Lourdesに行くことにしました。先ず途中のinformationに寄って街の地図をもらい、ピレネー博物館に行くと、切符売り場にエレベーターが あり、簡単に高いところまで昇り、降りたところが博物館の入り口。


博物館からは山に囲まれたルルドの街が一望できます(手前がポー川、奥が聖地の教会)。
歴史、風俗、器具、絵画など沢山の資料が城塞のような大きな建物の部屋に展示されています。



ピレネー山脈は広大ですから、地域により衣装、家の構造が全く異なり、それらのミニアチュアーが展示されていて興味はつきません。


人間には欠かせないもの、昔の砦内のはるか崖下まで見える穴のトイレ、室内用のしびん、細長い陶器のおまる,なども話の種になりそうです。


城塞の窓からはピレネーの山並みと、奇跡の泉で世界中から巡礼の集まる聖地Sanctuaires Notre-DAme deLourdesが見下ろせます。博物館を出て聖地に向かいます。橋の袂に乞食がいるのは前回訪れた時と同じ。しかし、今回は聖地に入る門には柵ができ て、警察官が訪問者の持ち物、小さいハンドバッグでも、全て開けさせて中身をチエックしています。テロの影響がここまで及んでいます。まっさきに聖水を求 めて、列を作って順番を待ちますが、横から割り込んでくる者、黒人女性が後ろの人の迷惑も素知らぬ顔で10数本の瓶、ポリタンクなどにちょろちょろと出て くる聖水を詰めていて、一人で15分も占領しています。日本人と異なり周りに気遣いしないのが外国人です。じっと我慢して並んで、1時間30分後に聖水を 汲むことが出来ました。疲れてベンチに座って周囲を見回すと、圧倒的に黒人ばかりが目につき、10数年前に来た時の景色とは大きく様変わりしています。  中心街の通りのレストランは軽食屋が目立ちます。通りから外れたピレネー博物館の手前の路地にある、割りと大きな 中華料理店Phi Longに入りましたが、この暑いのにエアコンはおろか扇風機さえありません。この店の人は挨拶もなければ返事もしません。周囲のテーブルには冷たい水を 置いていくのに、私達のところは無い。3度も大声で頼んだら、ようやく持ってきた。日本人だと思ってバカにされたみたいな気持ち。この暑いのに、黒い陶器 製の容器に中華料理とは言えない料理が無言でテーブルに置かれ、しかもガラス製の蓋まで付いています。熱い、甘ったるくて旨味がない。この街に中華料理店 が無いから存続できるのか、最悪の体験をしました。午後9時。再び聖地Sanctuaires Notre-DAme deLourdesに行きました。



ロウソクの行灯を手にした巡礼者たちが教会前の大きな広場を輪になってアヴェマリアの賛美歌と共に何回も何回も周回する光景は美しくも、荘厳でもありま す。

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