
その4 ボルビック Volvic
7月17日(土)午後Volvicに行くことにしました。午後1;13Clermont
Fernand駅前からタクシーに乗り、街を通り抜け山に入って1;35volvic着。27ユーロ。見学は14;30からというので、工場から源泉まで
歩くことにしました。途中、犬を連れた人に会ったくらいで、人の気配のない山林の細道を歩いて探しましたが、いつの間にか通り過ぎたようで、元の道を引き
返したりして、脇道の門の閉まっている所の門横に人一人通れる回転ドアがあったので、そこを入っていくと、道は2手に分かれています、どっちに行けばいい
のか分かりません。先ず右手の草道を歩いていくと、鉄格子で行き止まり、その先を見ると小屋があり、電動ポンプで水を汲み上げているようです。ここが
VOLVICの源泉でした。何だ、これだけか、つまらない、大体道の表示が少なすぎる、などと思いながら道を引き返して、見学所まで戻りました。もうかな
りの数の家族
連れが開門を待っています。14;30開門。先ずは、開設の部屋に通され、各自、地質構造などのパネルを見て、勉強します。山に降った雨水が火山岩の地層
で濾過され岩盤の下にたまったミネラルウォーターを山麓の町Vlovicで地下100mの深さから汲み上げているのだそうです。10分後に扉が開いて、シ
ア
ター室に案内されます。10分ずつ3本の映画を見て、付近の地形、風景、工場内部の状況などの説明を受けます。このような完璧なまでの自然の中で、火山性
地層で濾過されたVOLVICの品質は最高だと実感させられます。映画が終わると、更に奥の部屋に案内されます。そこにはVOLVICの製品と美女がお出
迎え。VOLVICの様々なフレーバー入り製品など自由に飲むことが出来ます(デギスタシオン)。私はミント味がよかった。でも一番は、やはり自然のシン
プルミネラルウオーターです。

(写真右上源泉ポンプ、左中模式図地下700mから汲み上げ、中右見学入り口、左下工場の映画、右下デギュスタシオン味見)
運転手さんが名刺を渡して下さったので、受付でそれを見せて帰りのタクシーを呼んでもらって、迎え賃5ユーロ、帰りはClermont
Ferrand駅まで戻らず途中のJaud広場で降りたので、合計28ユーロ。Jaud広場の周辺はショッピングモールがあり、買い物に便利です。
FNACなどもあります。
Peugeotプジョーの胡椒ひき(ムーラン・ド・ポアーブル)など一通り買い物を楽しんで、夜7;15開店のレストラン l'Alambicに入りまし
た。お目当てはオーベルニュ地方名物のAligotアリゴをいただく
ことです。ここのシェフはアリゴ協会の免許を持っているというポスターが飾ってありますが、実際に作ったのは、お店のマダムで、シェフご本人は、テーブル
の周りで客に愛嬌を振りまいているだけです。鍋にTommeというチーズとマッシュポテト,牛乳、おろしにんにくの4種の材料を加え、鍋の下からアルコー
ルランプで熱しながら木のへらでかき回し、上に持ち上げてはかき回し、粘りが出てきて50センチ位まで上に伸びたら出来上がり。それを別皿に盛って食べ
る。

(写真上、市内電車が走るJaudジョード広場、下左レストランの入り口、下右マダムがAligotアリゴを作っている、左手で鍋を持ち、
右手
で上下にに激しく動かして作ります、白く見えるのがAligo、鍋の下がアルコールランプ)
Aligoの味は、私なりの表現でいえば、自然薯(山芋)のすり下ろしたものに、にんにくの臭みを付けたようなものです。チーズとジャガイモが、とろろに
変身というわけです。会計69ユーロ。l'Alambicで食べた料理は繊細ではなく、おおざっぱな感じのする皿でした。肝心のAligo免許を有する
オーナーは宣伝に熱心で、Aligo作りはマダムに任せきりで、自分はテーブルの傍に立って、頼みもしない
のに私のビデオで私を写したり、帰り際には上着を背中からかぶせてくれたり、サービス
オーバーで、(後日気がついたのですが)おかげで肝心のAligotのビデオが写っていなかったり、私の気に入った帽子を店内に置き忘れてきたり、さんざ
んな目に遭いました。(Aligoの写真は妻から借用)
9;30 Pascal像の20センチくらいの円形プ
レートが埋め込まれた、Pascal通りを経由してホテルに帰りました。
そ
の5 ルピュイ・アン・ブレイ Le puy en velayにジャンプ