その7.パルマ・デ・マヨルカ           

マヨルカ島MALLORCA(大島)バルセロナのはるか沖にある島で、その近くにはメノルカ島MENORCA(小島)というものもあります。ご承知のとおりマヨネーズの発祥の地でもあります。

8月17日昼過ぎ、マヨルカ島のパルマPALMAに入港。大海原の航海で船が大きく揺れ、船酔い気味で体調不良。それでも午後2時、エクスカーションバスに乗り、市内観光。ガイドは地元のシモーヌさんという女性。英語、ドイツ語の2カ国語で説明しますが、いつのまにかドイツ語が主体です。そういえば、この島は、ドイツ人がクリスマス休暇で避寒に訪れることで知られています。バスで市内をざっと流し、真珠のおみやげ店で30分以上留められました。ポンペイの時もそうでしたが、無駄な時間が費やされます。仕方がないので、絵はがきを数枚買って、隣にある、誰もいない闘牛場Areneを見てきました。

街の背後にある山の上のベルベル城の足下まで行きましたが、ガイドさんは、そこで立ち止まり、眼下に見える景色を指さして、美しい眺めでしょう、だからベルベルBellver Castillo(眺めの良い城)という名前が付いたのです、1319年建てられました、と解説してくれました。(写真左、港とカテドラル)しかし、道下の木立が邪魔になって、景色の全貌が見えないのです。お城のてっぺんから見ている人もいるのに(写真右、お城)、手抜きのガイドさんは、そこで5分くらい立ち話して、とうとうお城に登らせてくれずにバスに戻りました(真珠の店より、お城を見学したかった)。3時25分バスに戻り山を下りて海辺にある駐車場から徒歩でカテドラルCatedoralに行きました。天井の高い、それはそれは立派な教会で、入り口で、係りの人が、内部の撮影禁止、といっているにもかかわらず、教会の中では時折フラッシュがきらめき、誰もが、平然と写真を撮っています。カテドラルを出て、市街を市庁舎前広場まで歩き、そこで40分間の自由行動。商店街をぶらつき、待ち合わせの場所、カテドラル横にある木の十字架、に向かう途中に1818年創業というENSAIMADAの老舗がありました。一般に、教会の近くには名店が在るものです。幸運に感謝し、早速買い求めました。エンサイマダというのは、マヨルカ名物のお菓子で、小麦粉、卵、砂糖、イースト菌、マデラ酒を材料として作られ、八角形の紙箱に入って売っています。

写真左外箱、写真中お店、店のマダム、写真右白っぽい(砂糖が振ってある)とぐろを巻いたのがエンサイマダ。帰国して食べました。とても美味しい。買って一週間くらい大丈夫です。

帰り道はしゅろの木の並木、港は無数のヨットで満ちあふれ、いかにも南のリゾートの島という風景でした。午後6時船に戻りました。

MSCクルーズによる地中海の旅2006に戻る