旅の中で、スケッチをすることは、写真とはまた違い、後々まで印象深いものです。
この頃、私は1回の旅行で、原則3枚のスケッチをし、その場で彩色して、持ち帰るようになりました。

これが私のスケッチ道具。

1.先ず、スケッチブック(HOLBEIN ART MATERIALS INC JAPAN)サイズはB5判。
2.絵の具は水彩12色(WINSOR&NEWTON イギリス)サイズは13センチX6センチ、ふたを開けばパレットになる。とくに、青色が際だって美しい。
3.鉛筆 これで下書き。
4.くっきりとした細く黒い線を書くためのドローイングペン(SAILOR 日本)
5.細い絵筆(絵の具セットケース中央にご覧の通り小さい絵筆が付属)、その他に細い絵筆を1本持参。
6.プラスチックコップ(水を入れて絵筆を洗うためのもの)飛行機内食のものを使ってもよい。

スケッチブック以外のこれらの道具はスーパーの空ポリ袋に入れて持ち歩きますが、
かさばりませんので、それほど荷物になりません。

フランスに行ってスケッチして、最初に感じたこと。それは空気が乾燥しているため塗った水彩絵の具の乾きが早いということ。ですから、色を塗る作業がはかどります。

いきなりスケッチするのではなく、付近を歩き回って見る位置を変えてみて、一番良い構図の場所を決めてから座ります(これが肝要)。絵を構成する風景の画面上の位置を鉛筆を使い、点でスケッチブックにプロットしていきます(これで画面構成のミスがなくなります)。それから、丁寧に鉛筆でスケッチします。くっきり黒く表現するときは、必要に応じてドローイングペンで鉛筆線の上をなぞります。ココまでが半行程で約1時間、その後、絵筆を使って彩色に1時間、合計2時間で1枚のスケッチをしあげています。

私のスケッチ作品(年代順)