5.PROVIN プロバン

8月18日(火)
有り物のパン、チーズ、コーヒーで朝食を済ませ、Nantes発8:00TGV→Paris Montparnasse vienvenue10:13着 はじめは車内も空いていて、若い女性が二人分の席を占領して寝ている。途中の駅でその席の乗客が乗り込んできたら、起き 上がって別の車両に出て行ってしまった。その直後、車掌さんが回ってきて,検札開始。ちゃっかりした女性がいたものだ。ここは一等車だよ。モンパルナス駅 から地下鉄12番線porte dela Chapelle行きに乗り、9番目のSt-Lazare駅で降りて、地下道をHausmannSt-lazarre駅まで歩き、地上に出ると、そこにレ ジドホームアパートホテルResidhome Appart HotelParis-Operaがあります。32,023円支払い済み。滞在税一人につき2.4ユーロ現地払い。
このホテルの利点はいつでも荷物を預けることができること。荷物を預けて、ギャラリーラファイエット百貨店(今は爆買いの中国人旅行客でひしめいていて、 タバコの吸い殻が落ちていたりひどい状態)の西横に出ると、Can you speak English? と声をかけてくる女性グループ(これはスリのグループに違いない)を無視して相手にせず、 地下鉄Chausee d’AntinLaFayette駅に急ぎます。7番LaCourmevue8Mai1945行きのメトロに乗り4番目のgar deEST東駅に行く。そこからローカル線でProvinプロバン行きに乗車したいのですが、自動改札口でフランスパスの私達は入れません。駅員さんに話 してゲートを開けてもらいホームに行きました。11番線、11:46発。乗客に黒人の家族連れが目立ちます。途中の駅で乗客の大半が降りていきます、乗り 換え駅のようです。その後10分間も停車しています、終点じゃないだろうなと、少し心配になってきましたが、数人乗客が残ってるし。そのうち列車は元来た 方向に動き出しました、でも折り返しながら、地面の高い方に向かっていきますので一安心。13:10Provinプロバン駅に到着。丘の上に旧市街がある のですが、駅からの市街は道が曲がりくねっていて、どこをどう歩いていいのか分かりにくい。適当に上を目指して登っていきます。けっこう上りがきつい。よ うやく上の広場に着いたのは午後2時。

写真左、街最古の建物、右ランチ、下セザールの塔とそこからの眺め

とにかくランチを食べないと店が閉まってしまう。実際、入った店はランチの地場ソーセージは最後の一本だから、もう一人分は豚肉のソテーで代 用だよといわれてOKしました。私の食べた残り一本のソーセージは、何か生焼けみたいでした。とにかく時間に追われて、一番高いセザールの塔Tour Cesarに登りました。中の受付は観光案内所も兼ねていて地図をいただきました。とても良い眺めです。シャンパーニュの平野がぐるりと見渡せます。塔か ら降りて、足がつかれたので通りかかったミニトランに乗りました。ここのは、どこからでも乗り降り自由だとのことです。一周して、街の様子が分かりまし た。広場の東側に古い建物があり、有名レストランとか、名物のバラを使った食料品店などが有ります。広場の角で食べたバラのアイスクリームは最高。バラ入 り紅茶、バラ入り塩、ばらの蜂蜜などを買いました。よくわからないので、来たた道を戻って駅に向かいました。その途中、街なかのスーパーMONOPRIX を通りかかると、 万引きでもしたのでしょうか 、バタバタと物音がして、婦人警官2人、と警官2人計4人がかりで抵抗する青白い一人の男の手を縄で縛って引きずっていきます。
どうにか駅にたどり着きました。Provins駅5:47発→Paris Gar deEST 7:10着。ホテルに戻って午前中預けた荷物を取りに行ってからフロント係の黒人男性から電子キーを受け取って、部屋の鍵を開けると、部屋の中に男の人が ベッド に寝ています。お互いに驚いて、私達は直ちに謝って、フロントに戻り、おい、部屋に人がいるじゃないか!というと、係の男はコンピュータの画面をながめ て、おたくの部屋は315号でした。間違えて301号の鍵を発行してしまいました。との答え。こんなことは今までの私の旅行経験で初めてです。4つ星ホテ ルのレセプションだよ。ひどいもんです。部屋に関してはロフト付きで2部屋あり、電子レンジ、湯沸し器、食器、大きなお風呂など、設備は万全で、静かでと ても気に入りました。
ギャラリーラファイエット百貨店別館は夜遅くまで食料品マーケットを開けていて、明日の朝食用に、リゾットと帆立貝の冷凍食品を買い求めました。そうこう する内、午後9時になってしまい、荷物の整理は後にして、とにかく夕食をするために外に出ました。今夜は特に当てがありません。ぶらついていると9時半に なってしまい、どこでもいいや、と通りに面したLe Non -Coupableでt定食Plat dejourとデザートにThe Gourmand,MolleuxChocolatこれは美味しかった。HEINEKEN一杯。合計52,5ユーロでした。


8月19日(水)
早朝からお腹を壊して、ひどい状態。昨晩買い求めたポール・ボキューズの冷凍食品は妻に全部押し付けて、朝食抜きで私は水と薬だけ飲みました。どうやら昨 日ランチの生焼けソーセージに中ったようです。幸いホテルの直ぐそばにはスーパーMONOPRIXと百貨店Printempsがあります。そこでおみやげ 用品を買いました。どの店も店を出入りするたびに黒人のガードマンに呼び止められ、リュックを開けさせられました。今年は街で黒人を多く見かけました。屈 強な体を持った黒人はガードマンという職を得られたのです。丁度ニュースでタイでリュックを使った爆弾テロがあったから余計慎重です。百貨店の出口で盗難 防止のベルが鳴り、ガードマンに呼び止められ、リュックの中の買ったばかりの顔洗い手袋gan de toilet数枚を見つけ、領収書を見せろというから、ポケットから出して提示すると、別室まで行って、万引き防止の磁気タグの磁気を消去して返してくれ ました。売り場の女の子が磁気消去をしないまま包装したからでした。お昼になっても食欲がなく、手っ取り早く近くの中国人の店で麺をたのんで昼食。これは 大ハズレで体調が良かったとしても、とても不味い一品でした。暑い日差しの中を歩いてオランジュリー美術館に行きました。こじんまりしていて、疲れた体で 鑑賞するにはちょうどよい規模です。ルノアール、セザンヌ、ユトリロ,マチス、モジリアニ、ピカソ、マリーローランサン等が展示され、地下一階に行くと、 モネの睡蓮が部屋いっぱいに描かれています。この美術館では写真を撮っても良いので、皆さん自分を入れてパチリ。

ホテルに預けていた荷物を取りに行き、オペラ座横のバス停から5:08発のオルリーバスに乗りシャルルドゴール空港に到着。
午後8時40分チエックイン。手荷物をレントゲン機械に通すと、待て、がかかり、係員に荷物の中身を改められました。ビデオでしょう、ちり紙でしょう、 と、底の方からバラの蜂蜜の瓶が出てきました。昨晩遅く帰ってきたので、預けるカバンの中に移すのを忘れていたのです。それは蜂蜜ですというと、そうだ ね、残念だけど没収だね、と取り上げられてしまいました。バラの蜂蜜を一口でも舐めておけばよかった。ようやくゲートを通過し、改めて待合室でリュックを 見直すと、背中の内ポケットに、100mlのカルバドスの薄っペタな瓶が入っていました。薄い形状のおかげで、不幸中の幸いで、私も、係員も全く気が付か ず、没収されずに持って帰ることが出来ました。フランス旅行最終日は、不味い食事と、持ち物没収でツイていない一日でした。でもノルマンディーで美食を堪 能してきましたので、それで十分です。
エールフランス航空AF274シャルルド・ゴール空港23:20発。帰りの飛行機は行きのものと、同一機体でした、その証拠に右側の天井のモニターだけが 行き同様ブルブル波打っていました。今年の機内食は昔のように内容が良くなりました。8月20(木)18:20羽田空港

(終わり)

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