老松宏美さんの紀行                   


私は7月13日から8日間フランスに行って参りました。
7月13日にパリについて14日は革命記念日でどこにいくこともできず、パリで
一日過ごしていました。パレードを見るにも人がいっぱいで大変でしたが、一生に
一度くらいしか見れないんだから!!と頑張って行ってきました。戦車や装甲車が
出ていてとても華やかなパレードでした。しかし、その後は祝日でお店もお休みで
すし、何もやることがなかったので、サンドウィッチを買ってリュクサンブール公
園で椅子を並べてお昼寝となってしまいました。リュクサンブール公園はお花が綺
麗でとても良い所ですね。
15日には急行を使ってディジョン/ボーヌに行ってきました。ボーヌへは行きは
ディジョンからバスを使って行ってきました。ボーヌはオテル・デューの屋根は可
愛く、ワインは試飲し放題でとっても気に入りました。ゆっくりしたかったのです
が、時間が無く2・3時間しかいれませんでした。帰りは急行に乗り遅れてTGV
を慌てて予約して最後の一席に入れて何とかパリまで帰って来れました。ヴァカン
スパスを持っていると20フランの追加でTGVに乗れることがわかり、行きも乗
ればよかったと後悔しました・・・ ボーヌへのバスは国鉄のディジョン駅の隣(というより構内)にあります。
テレビ画面に行き先と時刻が映っているので、それを見てチケットを買います。
チケット売場は2つ窓口がありますが、私が行ったときは1つしか開いてなく、窓
口のお姉さんは電話で話をしていてなかなか相手にしてくれませんでした。
バスはワイン畑の中を通っていきます。なかなか良い眺めでした。
ボーヌ駅から町の中心部へは10分くらい歩きます。
私が試飲をしたところは、観光局でもらったパンフレットに載っていたワイン市場
というところで、オテル・デューの入り口の斜め前にあるのですぐにわかります。
50Fを払うと、タスト・ヴァンという銀色の入れ物を渡されて、地下への階段を
開けてくれます。地下は暗いので目が慣れるまで足下に気をつけなければなりませ
ん。
地下におりると、樽の上に蝋燭がついていて、その横に試飲用のワインがおいてあ
ります。下は砂利になっていて、ワインを吐き出しても吸ってくれますので、1階
にある高級ワインの為に胃袋をとっておくためにも口に含んだら飲まずに捨てるこ
とをお薦めします。
入るときにワインリストを渡してくれるので、飲んだ物に自分でコメントをかけま
す。
気に入った物に印をつけておけば、出口で買うこともできます。
また、町にある酒屋さんでも試飲をさせてくれるところがあります。
私がワインを買ったところは、ワイン市場の前のお店だったのですが、見て歩いて
いるとお店のお姉さんが試飲を薦めてくれます。試飲をお願いすると、店内のカウ
ンターでグラスに波々とついでくれます。色々試して一番気に入った物を買うのが
良いですからね。
私は時間がなかったので、すぐ近くにあったお店に入りましたが、沢山のお店が
あったので安くて良いワインを探すのも楽しいかもしれませんね。
16日はルーアンに行ったのですが、生憎の霧雨で寒く、前日喉が痛かったのも
祟って風邪をひいてしまいました。大時計・大聖堂とまわっているうちにフラフラ
してきたのでこれはいけないと思い美術館を見学すると早々に暖かいパリに戻って
寝てました。
フランスはパリの地下鉄は暑いですが、国鉄は冷房が効いていて寒いくらいです
ね。良い勉強になりました。遠出するときには上着は手離せないということです
ね。
 17日は風邪をひいた体に大事をとるためにゆくっりとしようと思ったのですが、
つい貧乏根性が出てしまい、シャルトルへ行ってきました。グランド・リーニュの
急行で1時間くらいで着きました。期待で胸を膨らませながら大聖堂に向かい、中
に入ると、有名なステンドグラスがありました。青が綺麗で素敵でした。が、思っ
たより人が多く、ガヤガヤとうるさくって情緒も何もあったものじゃなくちょっと
残念でした。きっとツアー客がいないような時間帯にいくのが良いのでしょうね。
シャルトルは、大聖堂が有名ですが、大聖堂の周りの家はお花がかけてあったり
して、とても可愛い雰囲気です。大聖堂の庭から見たら、下の方に沢山の家があっ
たので、大聖堂横の道を下って行くと町並みを楽しめる散歩が出来ると思います。
川も見えたので、川辺に行って遠くから大聖堂を見るのも良いかもしれませんね。
私は風邪だったので、実行できませんでしたが・・・
シャルトルからの帰りは電車がものすごく混んだうえに、とても遅れて(というよ
り途中で止まっていました)パリまで3時間近くかかってしまいました。なんてア
バウトなんだろうと寝ながら思っていました。
 18日はランスへ行きました。この日も霧雨が降っている生憎のお天気でした。
急行で行ったのですが、途中のエペルネーという駅で大きな教会が見えて気になっ
たのですが、大きな町なのですか?モエ・エ・シャンドンはエペルネーにあるんで
したっけ?
ランスでは有名な大聖堂を見て、シャンパンセラーへ行きました。
あちこちに酒屋さんがあって見て歩くだけで楽しかったです。小さなシャンパンが
売っているのでお土産に7本も買っちゃいました。重かったです。ランスの大聖堂
でちょっと変わった綺麗なステンドグラスがあって気になっていたのですが(よく
調べないで行ったので)帰ってから調べるとシャガールのステンドグラスだったよ
うでした。そういえばニースのシャガール美術館のコンサートホールでみたステン
ドグラスの色合いと同じ様な感じだったので納得しました。
一番心配だった食事もなんとかやっていけました。ギャルリー・ラファイエットの
グルメ館でサラダを買い、ハムを買い、フルーツを買って食べたりとレストランで
食事をしたのは1回くらいしかなかったのですが、これも楽しいなと思いました。
何しろレストランで食べると高いですからね!!楽しい一人旅を送れて本当に良
かったです。
これからは、今度こそノルマンディー/ブルターニュに行けるように計画を練って
行くつもりです。
お読みいただきありがとうございます。お便りをお待ちしています。
私のアドレスはhiromi_oimatsu/OMRONJP@ns2.omron.co.jp です。
 老松 宏美

平成11年2月

今回は、Nice近郊のBeauliue-sur-Merという街に5泊、

Nimesに1泊、Lyonに3泊という旅行でした。南仏は、暖かいのかと思っていましたが、東京と変わりなく、むしろ、風があった分、東京より寒いのではないか?!という感じでした。半袖を用意していった私にとってはちょっとショックでした。

念願のNiceのカルナヴァルも見てきました。

楽しみにしていた花合戦の日に、いそいそとNiceに出かけると、何と!!プロムナード・デ・ザングレに仕切がしてあるじゃないですか!!入場料を払わないと、中に入れない。というシステムでした。前日に、Monacoに住む知り合いより、人がいっぱいだし、スリがいるから、荷物は少なく。とにかく気をつけなさい。という事を言われていていた為に、お金をほとんど持たずに、カメラだけ背負って行った私達には、50F(だったと思います)の入場料も払えない状態でした。折角楽しみにして来たのに・・・しかし、そこでくじけるわけにはいきません。裏道があるからといって、テルの並ぶ道沿い全部を閉じるわけはない!!と勝手に考えて、ホテル側の道に出た所、予想通り、メルキュールの前に1箇所だけ低いフェンスの場所がありました。既にそこには、人が集まってましたが、何とか一番前の場所を陣取ることができました。しかし、私達の前を通る外人さん全てがこちらを振り返っていきます。日本から来たのに、金ケチってこんな所に上ってるよ。って思ったのでしょうね・・・確かにそうなんですけど。花合戦は、とても豪華で素晴らしかったです。ミモザの花が青い空に栄えて、あぁ、春だなぁ。という感じがしました。

あ、一点だけ言わせて下さい。

今回も、ボーヌに出かけてきたのですが、以前行った時と変わっていました。ワイン市場という所に言った話をさせていただきましたが、入場料が50Fから30Fになっていて、試飲できるワインの量が半分以下になっていました。ワインに詳しくないのでわかりませんが、置いてるワインも以前より質が落ちた様な感じがしました。しかし、古いワインも買える様になっていました。たしか、以前は中のワインリスト等は置いてなかったはず・・・日本だけでなく、台湾や香港、世界でワインブームなので、目の飛び出るようなワインを買いに来る人もいるんだろうな。という感じをうけました。老松 宏美

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