3星レストラン(コートドール)にて(仲田瑞樹さんの報告)

フランスに魅せられた1人として、3星レストランにいった時のこ

とを紹介します。

私は、年末年始にフランスに行くことを楽しみにして仕事をしております。日本のフランス料理も好きですが、本場の料理も最高です。ビストロもいいですが、一度は3星レストランは訪れる価値があると思います。特に、地方にあるレストランはパリよりも安く、ホテルも併設してあって、食事のみを楽しむのに最高です。

私は、この2年程、ブルゴーニュの3星レストラン、今を時めくベルナール・ロワゾー氏のコートドールに行きました。ブルゴーニュ地方には3星レストランはいくつかありますが、水を基調にしたクラシカルな料理で有名なブルゴーニュ地方のソーリューにあるレストランのコートドールを選びました。洒落たホテルもあることと、「星に憑かれた男:青山出版社」を呼んで興味をもったこともあります。

まずは、予約です。1年目は英語のFAXで直接予約しましたが、2年目はル

レ・エ・シャトーで簡単に予約ができると知り、予約しました。このルレ・エ・シャトー(電話:03−3444−3551)は有名はホテルやレストランが日本で簡単に予約できるので、非常に便利です。ただし、予約できる部屋は限られているようです。予約がないと、3星レストランでの食事は100%不可能です。1月前位には、予約しておくと、安心です。

次は、現地での移動です。私は、レンターカーで移動しているので、問題はあ

りませんでした。高速道路(A6)でパリから2時間位です。電車での移動は、最寄り駅があるレストランを選ぶ必要があるでしょう。コートドールは、車がないと不便です。また、レストラン以外は観光もない場所も多いです。早めに到着・チェックインして、シャワーでも浴びる時間的ゆとりがほしいものです。なにせ、最高の舞台が待っているのですから。また、レストラン関連ショップを見たり、散策する余裕も欲しいものです。

さて、いよいよ、レストランへの入場です。時間は、21:00位の遅めの予約が、普通です。服装は、正装する必要はありませんが、男性は上着・ネクタイ着用、女性はお洒落なワンピースか何かが似合います。最初にウェイティングバーに通されます。ここで、アペリティフをシャンパンか何かを頼んでゆっくりと、メニューとワインを選びます。小さな辞書を持っていって調べるのも、恥ではないので、知ったかぶりはやめましょう。前菜とメインの2品で十分です。フォアグラのローストとオマールエビのポワレを頼みました。量が非常に多いので、前菜のフォアグラは1/2の量にしてもらいました。ものによっては、1品で十分な場合もあります。ワインは、ブルゴーニュ産が見事なラインナップです。アンリ・ジャイエのボーヌロマネ・クロパラントの90年が1000Fr位と、マニアが知ったら、よだれものです。今回は92年物しかなかったので、アルマンルソーのシャンベルタン90年を頼みました(1000Fr位)。次にメインダイニングに通されます。ワインのティスティングです。自分は、某1星レストランでワインを返した経験もあり自信もありますが、通常は儀式的に香りをかいだり口に含み、ウィと答えるといいでしょう。料理はゆっくりとしたペースで出てきます。ボリュームはかなり多いので、ゆっくり時間をかけて、十分に味わって下さい。さすが、3星おいしいこと・・・トレボン。チーズを食べる余裕があるなら、実物を見せてくれるので頼みます。次に、デザートですが、これは、フランス料理の習慣なので苦手であっても頼むべきです。チップは、なくてもいいのですが、本当に満足したなら、50か100Frの「札」をトレイの下にさりげなく置くとスマートです。 次に、コーヒーか紅茶を頼みますと、最初のウェイティングバーの場所に移るか聞かれます。これも、場所を変えてゆったりとした時間のしめくくりのために、必要です。食後酒や葉巻を楽しむのもいいでしょう。食事中は、なるべく煙草を吸わないのがマナーなので、ここで煙草を吸ってもいいでしょう。この時間を味あわないと、3星のありがたみは、100%満喫したとは言えないと思います。 私は泊まり客なので、会計は、部屋につけてもらい、出発日に一括精算でしたが、レストランだけの場合は、テーブルでお金を支払います。

優雅な時間をこれで、私はすごすことが出来ました。席もいい場所に通されて、馬鹿にされた様子はなかったと自分では思っています。気取らず、挨拶を忘れずに、フレンドリーに接したら大丈夫と思います。私へのお便りは下記にお願いします。
Mizuki-Nakata       m-nakata@maroon.plala.or.jp

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