川本 厚子さんの報告
2000年のフランスは冷夏でとても涼しかったです。
7月7日(金)
パリ経由レンヌ到着
7月8日(土)
午前中、レンヌ散策。木組みの古い家並みが美しかった。
11:55鉄道にてサン・マロへ移動。ほぼ満席。
12:50サン・マロ到着。タクシー待ちの列に30分も並ぶはめに。
ホテルは城壁沿いのホテル・エ・シャトーブリアン。
部屋の窓からは海が見えた。バルコニー付の広い部屋だった。
サンヴァンサン門から城壁の上を歩く。まさにエメラルド海岸。
潮が引いてきた。最初見たときは海の中だったグラン・ベ島へ
歩いて渡る。ここから見たサン・マロの全景が美しかった。
レストランでは生演奏あり、深夜まで人通り多くにぎわいがあり
ヴェネチアを思い出す。
7月9日(日)
バスでモン・サン・ミッシェルへ出発。ほぼ満席。
ホテル・テラス・プーラールへ荷物を預けて、僧院へ。
小雨が降ってきたため、グランド・リュでみやげ物屋巡り。
夜、テレビで天気予報を見ていたら、明日も雨だった。
そしてなんと、雷マークまで出ていた。
絶望のどん底に突き落とされながらも、絵はがきを書く。
但し、文面はひたすら明るく。
7月10日(月)
ホテルの部屋の窓から恐る恐る外を覗いて見ると、晴れていた。
もう一度、修道院へ。西のテラスから海を見渡す。
今日の満潮時間は13:45、島の外へ出て本土とつながる堤防を
歩く。強い風が吹いていた。カメラ構えても体が動いてしまいそう。
赤ちゃんが乗ったベビーカーが風に押されて動くほど。
堤防を歩いている人は少ない。行く道の向こうに東洋人らしき女性、
少し歩いてたどり着くと、「待ってたんですよ」とのこと。遠くから歩い
てくる私を見て待ってたらしい。写真をとりっこできて良かった。
モン・サン・ミッシェルは観光名所中の観光名所!!美しい!
青空をバックに修道院を仰ぎ見る、これが私の今回の旅の最大の
目的。念願かなってうれしい!
7月11日(火)
9:00モン・サン・ミッシェル出発
9:15ポントルソン到着
10:00列車にてカンへ出発。車窓より牧草地、羊、牛、鶏、防風林
12:10カン到着
12:35オンフルールへバスにて出発。所要2時間で到着。
旧港周辺を巡る。美しい!!夜景も素晴らしかった。
7月12日(水)
昼からパリへ向かう予定だったが、もっとゆっくり見ることに。
どこを歩いても絵になる風景。丘の上のノートルダム・ド・グラース
教会への坂道を上る。途中には立派な邸宅が並ぶ。別荘かな?
他に誰も歩いていないので、早歩きになってしまう。
丘の上にたどり着くと、そこにはひっそりとたたずむ教会が。
展望台からは、対岸のル・アーブルの街が見えた。
丘の上を進むと、牧草地が見えてきた。そこにはリンゴの木の下で
草をはむ牛たち。まさノルマンディの風景だ!
タクシーでル・アーブルへ30分。
17:10パリへ出発。お菓子を食べながら車窓を楽しむ。
19:10サン・ラザール到着。パリはどんより曇っていた。
ホテル到着後ルーブル美術館へ。水曜日は21:45までやってる。
夕食を食べる時間も惜しんで、名画の洪水の中へ。
お腹ペコペコ。でも絵が見たい。閉館時刻が迫っても、モナリザは
超人気者だった。
7月13日(木)
シャルトルへ行こうと思っていたのに、あまりにもどんよりと曇って
いたのであきらめた。まずは、TGV予約のためモンパルナス駅へ。
10:00ルーブル美術館へ。昨日見ていないところを見る。
今回初めて12世紀の城塞の遺構部分を見ることができた。
16:30オルセー美術館へ。木曜日は21:45までやってる。
館内のレストランで夕食をとる。素晴らしい内装、天井画も美しい。
今日は優雅な気分だ。ワインはMUSCADEのハーフボトル。うまい!
オルセー美術館を出た後、凱旋門へ。今夜は革命記念日前夜。
犬を連れたおまわりさんが警戒していました。
エッフェル塔はミレニアムのイルミネーション、ライトが点滅していて
美しかった。次は、ミレニアムの大観覧車にのるためにコンコルド
広場へ。一台に5人乗りました。遠くで花火があがっていた。
ホテルに戻ると、翌日になっていた。
7月14日(金)
7:40TGVで出発
8:50トゥール到着
駅構内にてロワール川古城巡りツアーを申し込む。
13:00半日ツアー出発。私を含めて乗客は6人。日本人は私だけ。
シュノンソー城はシェール川に架かっている姿が優雅。
同じツアーの台湾人夫妻の奥さんが何枚か写真をとってくれた。
ツアーは運転手のみでバスガイドはいない。城は自由見学だった。
城内と広大な庭を歩くのは、大変忙しかった。
アンボワーズ城のテラスからはロワール川の景色が美かった。
7月15日(土)
午前中は、トゥールの旧市街を散策。プリュムロー広場周辺の小路
を歩きまくる。日本人は見かけなかった。
13:00半日ツアー出発。今日は比較的たくさんの乗客です。
しかし、日本人は私の他に一組の夫婦だけでした。
14:15シュヴェルニー城到着。城内のタピストリーが美しかった。
今回訪れた城の中では、城内の装飾品が一番充実していたと思う。
16:15シャンボール城到着。テラスよりとてつもなく広大な庭や森を
眺める。見渡す限りのすべての景色がシャンボールのもの。
あまりの広大さに感動した。
バスの車窓から、一面のひまわり畑が見えた。
21:30ナイトツアー出発。乗客は比較的少なかった。日本人は私と
昼のツアーで見かけた日本人夫婦だけでした。
ライト&サウンドショーを見るため、アンボワーズ城に到着。
日本人夫婦とごいっしょする。夫はパリ駐在の会社員、まだ赴任し
てきたばかりで、あと3年駐在するとか。羨ましい限り。
久しぶりに日本語をしゃべった。思えば、サン・マロへ向かう列車の
中で会った日本人家族3人としゃべって以来である。
ショーは長くても1時間半と思っていたら、終わったのは00:15
なんと翌日になっていた。寒くて寒くて体が冷え切ってしまった。
よく風邪をひかなかったものだ。
運転手さんの話によると、こんな冷夏は初めてだとのこと。
ホテルに戻って風呂で暖まり、寝たのは2:50だった。
7月16日(日)
9:00終日ツアー出発。今日はガイド付だった。そしてやっと一人旅の
日本人を見つけた。なんと3人も。
今回の旅で初めて、誰かといっしょに食事をすることができて、本当に
うれしかった。シノンのワインがとてもおいしかった。
森の中に浮かび上がるユッセ城、素晴らしい庭園のヴィランドリー城、