ボルドーワイン紀行 (田川 善博)さんの報告
11月にボルドーに行ってきました。
パリで乗り換えて、19:30にボルドー空港に着きました。

翌日に、日本人の現地のワイン事情に詳しい方の案内で、グラーブから北上する形で、西岸地区を回りました。9時にスタートして最初はラミッション・ オーブ リオンに行きました。


そこで、オーブリオンとラミッションの両方をテイスティングさせていただきました。
昼はランシュバージュのオーナーの経営する敷地内のレストランで食事をしました。
その後、シャトー・コス・ディストゥルネルを訪ね、珍しい白を数本購入しました。

最後に、私たちのガイドをしてくれた方がプロデュースをしたというドメーヌを訪ねました。ボルドーの大規模なドメーヌが多い中で、生産からラベルま で一貫 して一族で行っているというところで、小さいながらも心がこもっているようで、これから期待がもたれると感じました。
翌日は右岸のサンテミリオン、ポムロール地区を回りました。
最初はアンジェラス。
もちろんこのワインも素晴らしいのですが、もうひとつ近くで作っているというワインも珍しかったのでそちらを購入しました。

その後、サンテミリオンの有名な教会の下にあるレストランで軽く食事をして、テルトル・ルートブフというドメーヌを訪ねました。
ここのオーナーは、ワイン作りということにひとつの確固たる哲学のようなものをしっかりと持っていて、熟成方法や収穫の時期にしても他とは画然とした違い を持っていて大変感動しました。
テイスティングをさせていただいたのですが、若い物も古いものもほとんど変わらないことに驚きました。日本に買って帰って飲んでみたのですが翌日置いても ほとんど変化はありませんでした。
ワインも人やペットと同じように、愛情と思いやりが素晴らしいものを育てるのだということを教わった思いがしました。

最後は、教会の近くにあるクロ・フォルテでした。
地下のカーブが石切り場の広大な敷地あとにあることに驚きました。
翌日は電車でパリへ向かい、前から行ってみたかったルーブル美術館の別館にあたるギュメ美術館に行きました。

東洋の美術品がたくさんあるところで、日本の貴重な仏像等も明治の廃仏毀釈の時に持っていかれたものが展示されていました。
短い滞在にもかかわらず、このように効率よく回れたのもすばらしいガイドさんに出会えたからだと、心より感謝いたしております。

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