パリ、ディジョン、ボーヌ、リヨンの旅(goo gooさんの報告)

8月16日から8月23日の8日間フランスに行って来ました。

往路は直行便で、復路はヴァージンアトランティックを利用したくて英国で乗り換えました。ヒースロー空港の免税店は広くて、充実してます。そこで飲んだ「エール」は美味しかった。 免税のはずですが、ワインの値段は、格段に安い訳ではないようです。

※パリ到着

シャルルドゴールに到着した時、外は雨。とても8月とは思えないくらい肌寒く、楽しみも半減した気持ちでした。-----パリの朝夕は、カーディガンが手放せません。最高気温が23度位にはなるのですが、湿度が無く風が吹くと寒いくらい。----

手荷物を受け取り、出てくるとちょうどエールフランスのリムジンバスの発着所34でした。バスの中でチケットを買うものと思っていたら、バスの横に発券所が有り、パリの凱旋門まで1人60F。(帰路は、バスの中で運転手さんから買います。)ガイドブックには所用時間50分と有りましたが、実際は30分ほどしかかかりませんでした。道は空いているし、バスは飛ばすし。ホテルは、サンジェルマンデプレに近く、メトロのすぐ傍だったので、エトワール広場の地下からメトロで行く事になったのですが、そこからが大変で・・・。軽いとはいえ、大きなスーツケースを抱えるようにして急な階段(しかも長い)を降りたり、乗り換えしたりと・・・・ これも良い思い出です。

チェックインは18:30頃、機内食もしっかり食べたのに、何故かお腹が空き「ボンマルシェ」と言うデパートに買出しに行きました。ホテルから歩いて5・6分でした。(ここで一言!パリの夜は明るい!8時過ぎまで明るいので、その時間の感覚になかなか馴れませんでした。でも、なんか得した気分!)このデパート食品館だけ21時まで開いているのです。フォアグラの缶詰め・トリフオイルetc珍しい物も。お惣菜も豊富で食べてみたいものばかりでつい買い過ぎてしまいます。この日は、ブルーチーズとクルミの入ったキッシュと野菜のキッシュ、にんじんサラダ(千切りにんじんのマリネ)、モッツァレラとハムのサラダにシャンパン!!――さあ、乾杯だ――

後に、「ギャルリーラファイエット[G・R]」の食品館も行きましたが充実度は「ボンマルシェ」方が上でしょう。でも、「G・R」には、「ポワラーヌ」のパンが入っているのです!!! 私も行列に参加して買ってきました。噂に違わず本当に美味しいです。只、フランスで食べたバケットサンドイッチはどれも美味しかったのですが。

※ディジョン・ボーヌへ

翌日はディジョンに発つ為パリ-リヨン駅へ。(8:50リヨン駅発・…10:30ディジョン着のTGV)日本の自動改札機のようなものを通るものと想像していたら、違うんですねー。オレンジ色のごみ箱(コリャ失礼)みたいな、高さ1m位の四角い柱の形をしたものに切符を噛ませるのです。これで良いのかと不安になりながら、一番奥のTGVのホームへ。ディジョンまで1時間半、静かだし揺れないし車内販売も無いしとても快適。途中で車掌さんが検札にきますが、この時先のオレンジ色の検札機で、切符を切ってないとお咎めが有ります。

レンタカーの予約は日本で済ませていたので、ディジョン着後ハーツの営業所を確認してから3時間弱ほど市内観光をしました。この営業所は、12時から14時までは昼休み・日曜日は休みなので、注意して下さい。

ギョーム門をくぐりマスタードで有名なマイユのショップに寄ったりしながら歩いていると左手ににぎやかな通りが有りその突き当たりの建物(市場)を囲むように露店が出ていました。サラミ屋・果物屋・花屋・・・その隣では、ベットや、下着まで売っている。建物の中にはチーズ屋・肉屋――それも、ウサギやら鴨やら豚やら、鴨の羽を毟り取りバーナの火で炙っている所を目撃!――種類が豊富で見て回るだけでとても楽しかった。果物や野菜、特にトマトと桃ははちきれんばかりに瑞々しく輝いており3つほど買って食しました。味が濃いのですよ!

ちょうど昼時なので、市場のそばのその名も「ビストロ・デ・アレ」に行ったのですが、開店は12時半なのか他の店にはもうお客も入っているのにこちらは漸くカトラリーを仕分したりテーブルをセッティングを始めたばかり。確かに他の店より雰囲気も良いし、ギャルソンの格好も黒服で決めていて料理も期待できるのではないかと思われますが、今回は諦めてノートルダム寺院を望む道沿いのお店で、ガレット(そば粉クレープに野菜やチーズなどをのせて焼いている)を頂きました。ガレットと飲み物、デザート(チョコクレープかフロマージュブランかチョイスできます。)以上、MUNUで59F。

いよいよ、車を借りて出発です。ハーツの営業所の前に横付けされた洗い立てのFIATに乗車して、目の前に見える信号の所を右折します。5分も走ったでしょうか、ジュブレシャンベルタンの看板が見えてきました。右折して村の中を走ります。(この時、右折信号の目の前まで行かないとセンサーが作動せず信号が変りません。)夏休みと言う割にはあちらこちらで試飲の出来る看板が出ていましたが運転手は1人・・・飲酒運転する訳にもいかず、その後もボーヌに着くまで何度悔しい思いをした事か! 間も無く「グランクリュ通り」(D122)にぶつかりました。まさに!!!かの有名な畑ばかりが続いています。ワイン好きにはたまらないルートですね。ぶどう畑の前で写真を撮ったり村の中をブラブラしながらボーヌに向い着いたのは、16時過ぎでした。

まず、日本で予約したホテルブルーマリンにチェックイン。ここはディジョンからだと、ボーヌ市街に入るすぐ手前に凱旋門みたいな門が見えてきます、その門はくぐらずに右に曲がり市街地をぐるりと囲んだ道なりに進むと右手にすぐ見えてきます。☆☆☆です。めちゃくちゃ快適、フロントは女性で応対もソフトで好感が持てます。1人ではなく一部屋530F。トイレ別 ・シャワールーム付きバス。湯沸し器も有り、紅茶・ハーブティー・ココアのパックも附いていて本当に至れり尽くせり。同じ敷地内にレストランも併設。部屋の窓から小さな中庭が望めます。

中心部まで歩いて5.6分なのですが、城壁の中の道はくねくねと入り組んでいて、私達は地図を見ながらなのになかなか目的地に着けませんでした。

観光案内所は、ベスト観光局賞みたいなものを受賞したそうで日本人の女性のスタッフも居るので何でも聞けて安心。私達は、お勧めレストランを聞きました。その足で、マルシェオヴァンへ。50Fで18種類の試飲が出来ます。地下の牢屋みたいな部屋に年代物のワインがカビを被って寝ています。鍵を明けてくれて、一つ一つ見せてくれました。この日はすっかり酔っ払ってしまった… ので、参考になるような事は覚えていません。

翌日はワイン博物館を見学後リヨンに向けて出発。このワイン博物館は「ドルーアン」の経営らしい。1人20Fで、この時の見学者は私達ともう一組のみ。ゆっくり見て歩いた後、城壁沿いの無料駐車場に停めていた車に乗り込み、ムルソー方面へ。ここからは白ワインで有名な畑が続き、モンラッシェにも寄ってきました。

※リヨン

リヨンまで高速で2時間弱。途中道の両側にひまわり畑が続きます。リヨンのハーツは、PART-DIEU駅構内にあり、カフェから50m。駅を正面に見てカフェが左にハーツが右端に有りますが、駐車場が違うので地図を貰って再びウロウロ、実は信号を一つ間違えてしまったので大変でした。この時間のロスが後々ひびいてしまうのです。リヨンでもメトロに乗り、まず織物博物館を目指します。(ここのメトロ、運転手がいないんです。日本で言えば、さしずめ`ゆりかもめ’、車両もピカピカで車内も広くて奇麗だし、座席の配置がユニークな所も有り、またパリでは無かった案内放送が有ったり・…) 織物博物館の最初の印象は、コジンマリした小さな美術館かなって感じだったのですが、中に入ると広い!ベルサイユ宮殿を飾ったカーテンやタピスリーと同じ物が展示されていたり、つい長居をしてしまいました。その余韻を楽しみながら、ベクトール広場を通りケーブルカーの麓まで歩きました。

フニクラ(ケーブルカー)にのって(12F)フルヴィエールの丘に、わずか2.3分の乗車。丘の上は風が強く、少々肌寒かったのですが、大聖堂の脇の広場から眺めるとリヨン旧市街が一望でき圧巻です。リヨンで美味しいものを!と意気込んでいたのですが、時間も押してきてしまい… やむなく、駅に戻り預けていた荷物を受け取り、サンドウィッチや飲み物を買い込んでホームへ。

帰りのTGVは20時発2階建ての2階席! ただ、景色を眺めるまでも無く寝てしまったのですが。パリーリヨン駅に着いたのは22時、そこから地下鉄に乗るのはちょっと怖かったのですが、特にトラブルも無く無事にホテルに着きました。夜になると本数が減るのか、少し待ち時間が合ったような気がします。

※パリでの食事 レストラン プロコープとル・ムニッシュについて

後で分かった事ですが、二つとも同じ系列だったのです。

プロコープはサンジェルマンデプレ通りからビッシー通りを行くと有ります。昼のMUNU(139F)を19:30まで頼む事が出来ます。(夜のMUNUは250Fだったかな?) 前菜は田舎風パテにしてもドライトマトのピッツァにしても誠に美味しい一品でした。惜しむらくは、メインディッシュの味が中途半端で・・・いまひとつ。デザートは美味しかったです。雰囲気は高級そうなので、ちょっと得した気分になれますよ。

しかし、前菜で感激しただけに少しガッカリ。若しかしてメインを作る人と前菜担当者は違うのかしら?と、思うほどです。それとも、昼のMUNUを頼んでしまったからなのか…?

一方ル・ムニッシュは、海産物がお得意らしくお店の紹介のポストカードにも「フルールドメール」(海の幸の盛り合わせが、クラッシュアイスの上にデーンとのってる)やロブスターが全面に写ってました。此処も、サンジェルマンデプレ通り沿いの

カフェ・フロールを曲がっていくと100bくらい先に有ります。夜のMUNUは、159Fで、プロコープと同様 前菜・メイン・デザートを数種類の中から選べます。こちらは、前菜の方は普通でしたが、メイン料理が肉・魚両方とも大変美味しかった。(只、他のメンバーはアラカルトで頼んだのですが、結論としては魚料理は往々にしてしょっぱい事が多いようです。)私たちはたまたま運が良かったのかもしれませんが、満足でした。

※パリについてのエトセトラ

ギャルリーラファイエットの屋上に出てみるべし!オペラ座が目の前に!サクレクール程ではないけれどパリが見渡せます。

ギャルリービビエンヌに有るルグランというワインショップもいいですよ。

※ヴァージンアトランティックについて

椅子の座面が日本のと比べ床から高いようです。165cmを超える人の場合(?)日本の椅子だと一点に集中する体重もうしろ太股全体に分散するのか全然お尻が痛くない。往路は、横並びの席が 3・4・3 と、ぎちぎちですが、

ヴァージンは(多分外国の飛行機は) 2・4・2 なので、一つの座席の幅が若干広いようです。目の前にはテレビも付いていて、ゲーム・ニュース・映画などが選択できます。私は「エントラップメント」と「恋は嵐のように」と「あ,春」を見ました。とても快適な機上の旅でした。