ナンシー

先ずはあこがれのエミール.ガレの作品が展示されているエコールドナンシー美術館にいきました。ナンシー駅から市内バスに乗り、降りてから少し歩く必要があります。自然の残った庭と二階建ての美術館があり、入るとすぐにあの見覚えのあるガラス製のキノコの形をした美しいランプがありました。館内は撮影禁止ですから、入り口の外からガラス越しにこのランプを写真にとるしかありません。もちろん、館内には沢山の傑作に出会うことが出来ます。技の巧みさと作品の美しさに感心するばかりです。美しいポスターを売店で買いましたが、今でもお気に入りで私の居間に掛けてあります。つぎに訪れたのはスタニスラス広場です。金ぴかの門が印象的です。夕食に入ったこの広場のすぐ近くの通りレストランは大当りで名前はピッツェリア.ソレントといいます。この店のリゾット.ロワイヤルのおいしかったこと。私の旅の中でも3本の指にはいります。本場のシャンペンも有りましたが、一杯5000円もするので、やめました。本物は高価なものです。私の泊まったホテルはAlbert 1 Astoria で、中庭のある安くて静かで清潔な宿です。
ストラスブール
川の流れているきれいな街です。私が入ったレストランはツインマーです。グルメコースというのをたのんだら量は少なめの料理の皿が次から次へと出てきました。いわゆるデギュスタシオン(味見)のコースです。蛙のもも肉など珍しくてしかも美味しい料理をすっかり堪能しました。宿はホテルMonopole.Metropoleで比較的駅に近く、設備は最高でも値段は普通。さすがにドイツとの国境の町だと思わせます。ホテルの人は皆親切でした。駅の掲示板に出ているプラットホームでいくら待っていても目的の列車が来ません。念のためにちがうプラットホームに止まっている列車にいってみると、それが私の待っていた列車でまさに発車寸前であわててしまいました。とにかくいいかげんな表示がありますから、自分の目で列車の行き先を確認しなくてはなりません。
コルマール
急行列車の止まる本数が少ないので、いくのがおっくうですが、是非とも訪れたい町です。駅からバスに乗り町の中心に行きます。大きな公園がありメリーごラウンドもでています。涼しげな木立も噴水もあります。旧市街には美しい木骨組の家があり、ミニトレインで一回り出来ます。公園よりももう一つ先の通りからブドウ酒の産地で有名なリックビル行のバスが通っています。始発は駅前のバス乗り場ですが、行き先の標識のない所から出発するので乗り場を見つけるのに意外と苦労しました。バスはすぐに町を出てあとは一面ぶどう畑の田園風景の中を走ってリックビルに入ります。ワインやワイングラスなど、と古い街並みにうれしくなってしまいます。お昼は地元名物キッシュロレーヌとワインです。最高。バスで再びコルマールに戻ります。翌日、妻はウンテルリンデン美術館に行ったようでした。美しい家と運河を見てから、夜のレストランでは地元の肉、ソセージ、ハムとキャベツとで煮込んだシュークルートを食べました。あまり美味しいので、翌日も同じものをたのんでしまいました。

給仕の娘さんはかわいいのですが、皆脚首が太いのです。男の人も骨太です。
レストランの名前はCAVEAU ST PIERRE
Petite Venise 68000 COLMAR
TEL.89.41.99.33 です。Petit Venise というだけに、川岸にあり、とても美しい外観です。

宿は値段が少々高いのですが結局駅前のTerminus Bristolにしました。