1.旅立ち、Antibesアンティーブ
この夏はCagnes-sur
-merカーニュ・シュル・メールに4泊、Niceニースに2泊の旅です。海で泳ぎ、美術館を見、美しい景色に出会い、美味しいものを食べてきました。
HND羽田空港→CDGシャルル・ド・ゴール空港→ORYオルリー空港→NICE
Coted’Azur空港までエールフランスで行き、帰りはその逆の航程で帰国しました。

フランスのニース近郊だけに限定した旅で、Antibesアンティーブ、Cagnes-sur -merカーニュ・シュル・メール、Saint
Paul de Venceサンポール・ド・ヴァンス、Breil sur
Royaブレイルシュルロワイヤ、Tendeタンド、Niceニースと回ってきました。
8月9日(水)
航空券を発券してもらって(幸い乗り継ぎ便の航
空券も付いています)、例によって、羽田空港内の京うどん「つるとんたん」で大きな油揚げが一枚入ったきつねうどん880円をたべました。次に搭乗前のセ
キュリティーチエックを受けると、私だけがストップをかけられ脇の下、ズボンなどのボデイタッチ検査、靴を脱がされス
リッパに履き替え、靴はと見るとレントゲン検査に回されています。金目の物は身に着けていなく、ゲートでチンとも鳴らないのに何故、と聞くと、アットラン
ダムに選んでいますとの返事。出だしからいい迷惑です。
22:55HND羽田発エールフランス293便でフランスに出発、機内では隣の席に美しい女性とその小学生のお子さんが乗っていました。お母さんは芸名を
YUKKOといい、渋谷のラジオに出ているフルート奏者で、これからパリで日本の曲の演奏を行う予定だそうです。
8月10日(木)
飛行機は予定通り朝4:15分CDGシャルル・ド・ゴール空港に到着。預けた旅行カバンを受け取って、バス乗り場のベンチに座って待つ、その間、自動販売
機でORYオルリー空港までの往復切符を買う。一枚36€ VASAカードで簡単に買えました。昔はエールフランスが無料バス切符をくれた時代がありまし
た。
空港のバスのりばに出ると、いろんな行き先のバスのりばがあり、乗り場の地図で確認してNo.3のバスのり場に行きます。旅行カバンはバスの横腹に荷物入
れがあるので係員に頼んで預け、バスに乗りこみます。
AM6:00バスは出発、道中道がすいていたのか、AM7:00 ORY
ouestオルリー西空港に到着。空港に入ってエレベーターで2階に上がり、NICE行きの搭乗門20Cゲートに付いたのが7:20
またも私はボデイタッチを受けて、検問を通過。そんなに怪しく見えるのか。ORYオルリー空港8:20
出発Af6202便→Nice Cote
d'azurニースコートダジュール空港terminal2に9:45着( ニースに近づくと空からVerdon峡谷の大きな湖サンテクロアlac
de
Sainte-Croixが見えました。)
10:15タクシーでCagnes-sur-merカーニュ・シュル・メールのホテルスプレンディドHotel Splendid
に直行38€。運転手さんはこの秋、日本の渋谷に行くのが楽しみだと話していました。10:30ホテルに到着。ホテルは国鉄駅に近く、旧市街と海岸の中間
に位置し、どこに出かける
にも地の利が良い。ダブルベッドの広い部屋と、大きなバスタブ、エアコンが付いて、朝食3回4泊で合計478.6€と、嬉しい値段です。
ANTIBESアンティーブ
チエックインには
早過ぎるので、ホテルのフロントに旅行カバンを預けて、鉄道のガードをくぐり北側に出て、SNCF鉄道駅から道路を東の方(ニースの方)に200メートル
ほど歩いたところにある
Square du
8Mai停留所から200番のCannesカンヌ行きバスに(1.5€)乗車11:02→11:36Antibesアンティーブ市街のAntibe
briand停留所下車。中心街のPlace de
Gaulleド・ゴール広場の一角だと思っていたが、どこにも広場が見当たらない。地元のおばさんに広場はどこですかと聞いたら100mほど歩いて右に曲
がれ
ば広場に出ますよ、と教えてくれた。どうりでここからは広場が見えないはずだ。広場に出るとAntibe市内バス停が幾つかありましたが、帰りに乗る
Nice行の長距離バス停は見当たりません、ぐるぐる回って、スパーマーケットMonoprixの裏側の通りで、帰りのバス停Dugommierを発見
(200番バスは行きと帰りではバス停が違うので困ります)。これで安心して帰ることが出来ます。今度は街の地図を手に入れるために、office
de
tourism観光案内所探しです。場所がわからず、これも地元のおばさんに聞いてみると、「口では説明しづらい場所なので、私が連れてって上げる」とわ
ざわざ寄り道をして観光案内所までご一緒してくださいました。親切なおばさんは地元の白人のかたですがお名前はBlackmannさんといいます。案内所
でPicasso
美術館までのルートを地図上で記入してもらいましたが、せっかくだからAntibesアンティーブの港を見て行こうということで、10分ほど歩いて、港に
出ました。港の対岸にはFORT
CARREという城塞がそびえていますが、そこまで行って登るのは大変だ、と意見が一致し、港の船舶を見ながら、南に歩いて行くと、観覧車がありました。
これに乗ればAntibesアンティーブ全体が眺められるぞ、ということで乗ってみました(一人5€)。係のおじさんはてっぺんに来ると観覧車を止めてく
れたので、私たちは写真を沢山撮影出来ました。3回廻る決まりですが、おじさんはサービスだよと更に2回廻してくれました。
道案内のおばさんといいい、こ
のおじさんといい、フランスの地方都市の人はやさしい人達です。
海岸と市街との境界の壁をくぐって、旧市街に行きました。入ってすぐに大勢の人達がレスト
ラ
ンで昼食の最中です。私は大勢のレストランで良い思いをしたことがないので、ぐっと諦め更に市街を進んでいくと、地元の人が入っている小さなレストランを
発見、ここに決めました。

ビール一杯3.5€、カラフドオー(冷水)無料、昼定食Plat du
Jour12€.2人前合計27.5€と格安。新鮮な野菜saladaと、魚の天ぷらの盛り合わせFlit Misto de Fruit de
Merです。美味しさに満足して、店の外にでて写真をとったら、驚きましたね、看板に大きくWCと書いてあります。その下に小さくWine and
Cheese という店名が。牡蠣をはじめ魚介料理、チーズ、ワイン何でもありのビストロです。地図を頼りにMusee
Piccasoピカソ美術館に行きました。入場者を制限しているのか、一旦入り口の階段で待たされ、見学者が出てくると、それに見合った人数を入場させて
くれます一人6€。 ピカソはこのAntibesを気に入って長く住んでいて絵画、焼物など多くの作品を制作したので、それらが展示されています。目につ
いた
のはたこ、いか、はまぐり、たちうお などの魚介類の絵、とくに彼はウニOursin(ウルサァン)を好んでいたのか、しばしば画題に出てきます。美術館
ではカメラでの撮影OKです。

美術館の建物は地中海に面したグリマルデイー城ですから、屋上からは海の眺望が開け、彫刻もあります。
美術館を出ると、市場の商店街に出ます。旧市街の一画には老舗が連なる通りがあり、その一つLA BOVIDAは1921年創業の老舗で、
フランス周辺でで29店舗を展開する調理道具専門店です。沢山の調理器具の並んだ店内の一画に少しだけ書籍が置いてありました。
200Techniques indespensables cusinier comme un
proという本に目が止まり、内容は主としてプロ料理人向けに食材別の包丁の使い方が解説されています20€。256ページで重い本ですが、買うことにし
ました。牛、豚、
羊肉の細かい部位別の呼び名が掲載されているから有用です。その間、連れ合いはぺイネ美術館musee
Peynetに行きましたが、つまらなかったと言って、すぐ戻ってきました。帰りのバス停Dugommierまで戻って18:00の200番Nice行き
のバスに乗車。途中、新しく出来たショッピングモールの影響で道路が渋滞し、行きの2倍の時間を要して、カール・シュル・メールのバス停Square
du
8Maiに着いたのは19:10でした。ホテル近くのスーパーマーケットCarrefourでメロン、ハム、tropicanaという飲み物を買って
ホテルの部屋で夕食としました。夏のフランスではメロンが一個2€位で売っていて、甘くてとても美味しいのでおすすめです。勿論、日本からは果物ナイフを
忘れず持参です。

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