星つき超高級レストランに一人で行けるか?(あらしま さんの報告)

10年前、欧州パックツアーで始めてフランス訪れてから半年に1度フランス訪れるようになりました。この夏も、9月に10日間の夏休みでギリシャ・ フランスに一人で行くつもりです。

多くの一人旅の旅人を悩ます命題「星つきレストランに一人で行けるか」ですが。パリまで来て、目指すレストランがそこにあるのだから、もうとりあえ ず行ってみるしかないでしょう。

97/10にラ・トュール・ダルジャンに日本から1ヶ月前にFAXを入れて一人でランチに行ってきました。カジュアルながらも一応ネクタイをして 行ったのですが、野球帽にTシャツ短パンという米国人観光客とおぼしき中年の夫婦もいてびっくしました。ランチだからこんなものかなあと思いました。その 日私の誕生日だったので、テーブルを回ってきたオーナーのテライユ氏にその旨を言ったところ、帰り際にラ・トュール・ダルジャンの本をくれ、エレベーター 口まで見送ってくれました。人をもてなすとはかくあるものなのかと未だに感心しています。またこれに気をよくして、98/3にランスに行ったとき3つ星の LesCrayeresに予約無しノーネクタイで一人でランチを食べてきました。

「星つきレストランに一人で行けない」というのは、形式を重んじる日本人の思いこみなのか、それともランチは許されるけどディナーは駄目なのか。わ たしも一人で超高級レストランにディナーに行ったことはないし、インターネットで検索しても一人で超高級レストランにディナーに行ったという人は探せませ んでした。今度の9月も切り込み隊としてディナーにチャレンジしてみたいと思います。「星つきレストランに一人で行けない」と思っているひとは、一人で 行ったとしてもペナルティを科せられるわけでもないので、多少ばつのわるい思いを本人がしたとしても、行ってみるべきでしょう。(以上、あらしま様 の情報)

追加:私の意見(小森谷)

玉村豊男著「ロンドン旅の雑学ノート」(新潮社)の中にーーイギリスの名士達は地方にある大きな館の中に住んでいても、彼らの服装はその辺の人と同 じ様な普通の物である。なぜなら、その地方の人は名士の顔を知っているから、特別気取らなくても尊敬してくれるから。名士がその地を離れて知らない町に出 かけるときも、普段着である。なぜなら、知らない人に普段着を見られても、別に恥ずかしくないから。ーーと言うような内容のことが書かれています。つま り、名士といえども、日常は普段着のまま生活している状況がうかがわれます。ところが、玉村さんの文章はさらに続きます。ーー名士の俗人と違うところは、 普段着の他に、正装する服を数着持っていて、必要な場面には、きちんと正装して出かける。ーーということが書かれています。これが、ポイントです。紳士た るものは、服装を時と場合によって、使い分けているのです。いつでも普段着では、周りの雰囲気になじまないことをご存知なのです。

三ツ星レストランは、味はもちろんの事、店の雰囲気まで、評価に入っていると聞きます。それになじまない服装の人が目に入ると、全体の雰囲気がこわ れ、料理がまずくなってしまいますから、食事をおいしく食べるために、相応の服装で行くべきである、というのが私の意見です。(短パンでかまわない雰囲気 の店はそれで良し、ネクタイのふさわしい店では、ネクタイ着用という考えです)

以前、私が東京白金の都ホテルのレストランで食事をしたとき、何となく、おいしくないのです。周りのテーブルを見回すと、皆、美しい生花の花瓶が テーブルの中央に置いてあるのに、私のテーブルにだけ無いのです。係りの人に、生花の花瓶を持ってこさせました。すると、どうでしょう、同じ料理が何倍も おいしく感じるではありませんか。そうです、食事のおいしさには、雰囲気が大きく影響するのです。

物は試し、あなたの食卓に、一輪の生花の花瓶を置いてごらんなさい、食事がずーと、おいしくなりますよ。

ミシュラン掲載のレストラン行ってきました
(あらしまさんの最新報告平成11年)

9/18-27でクレタ島・アテネ(9/18-21)、シャルトル・パリ・ストラスブール(9/21-26)に行ってきました。ミシュラン3つ星で はパリのアラン・デュカスのランチ(総額1300F)、ストラスブールのBuerehiesel、Au Crocodile(ともにそれぞれディナーで800F)の3店。1つ星ではTruie qui File(シャルトル)、星無しはLe Clou(ストラスブール)に予約無しで行ってきました。3つ星は全て、1ヶ月前にFAXで予約して、わざわざ、私は一人です(Je suissoul)と書いて予約しました。一人だったので、話し相手がいないので、そこは寂しいのですが、なにも問題なかったです。パリのアラン・デュカ スはみんなネクタイしていたけど、ストラスブールのほうはディナーでもジーンズやTシャツのフランス人もいました。だからといって、ジーンズ・Tシャツで 行きなさいとは言わないけど、そんなに神経を使わず、もっと気楽に考えていいのでは。

フランス語のメニューが出来なくても、英語で、鳥がいいとか魚がいいとか、ワインはこの位とかいえば、英語も出来ないなら、英語のメモ(この位は準 備しましょう)を見せれば大丈夫です。私は、まず最初にシャンパンかキールロワイヤルを頼んで、ひたすらメニューとガイドブックの料理単語集のコピーを見 比べて解読しました。ワインも、たとえば「ブルゴーニュ・赤・ハーフボトル」と単語を言えば、ワインリストのそのページを開いてくれます。

3つ星レストランは味はもちろんのこと、サービスも経営も最高であるばずだ。だか

ら、フランス語が出来ない外国人のために明らかに不快なことがあったとしたら3つ星の価値はない(と私は思っています)。事実、アラン・デュカスは 「私はよいコックだが、同時によい経営者だ」と言っています。

もし、不快なことがあったとしたら、店主とミシュランに抗議すべきでしょう。

さらにいえば、これだけ日本人が多くきて、通りの観光レストランには日本語のメニューがあるのに、高級レストランが日本語のメニュー(または日本人 対応)がないというのがおかしい。

あの3店はどれもフランス語メニューだけで、Au Crocodileは日本語のパンフ(メ

ニューではない)がある。片言の日本語で説明してくれるギャルソンもいるけど、フランス語のメニューが分からないから、高級レストランに行かない (行けない)というのは、私に言わせれば努力不足です。一人旅でも、ホテルは最低の150Fに泊まってでも、レストランは3星を予約を取ってどんどん行き ましょう。

ヨルダン・南仏に行って来ました(平成12年あらしま さんからの報告)

本日3/21の朝に成田に着きました。行程はKLMの格安券13万で(3/11)NRT-AMS-AMM-(3/15)AMS-NCE-(3 /20)AMS-NRTAMS-NCE(南仏ニース)はKLM cityhopperの運用で、機材はフォッカー70。

南仏では、駅とかで、個人で回ってるバックパッカーと話をしましたが、みんなフランス語という壁に悩まされてようで、フランスに来たにも関わらずバ ゲットかマクドナルドしか食べてないという人が結構いて残念に思いました。準備をしていけば、レストラン(高級なとこでも)で食べたい物を食べてくること は難しくないのに。ちなみに、私は、今回、ガイドブック(地球の歩き方)を忘れるというハプニングが発生、自分のフランス語力が試される旅行になりまし た。とはいうものの、案内所で地図とガイドをもらえるので大したことでもないのですが。日本語の案内も結構おいてある。しかし、「日本語の案内をくださ い」といわないとフランス語のものしかもらえない。(^^;

行ったところはニース、ポンデュガール、アヴィニョン、モナコ。レストランはモナコのアランデュカスの3星「ルイ・キャーンズ」の昼食+酒600F とアヴィニョンの1星、「リスル・ソナント」の昼食+酒480F。「ルイ・キャーンズ」は2週間前にFAXしたけど、当日いきなり行っても食べられたか も?「リスル・ソナント」いきなり行きました。どちらも一人です。ガイドブックは忘れたけど、赤ミシュランの該当ページのコピーは忘れなかった。これが意 外に大当たりで、ホテル・レストランとも快適でした。料理はオリーブ油を使ったものがメインで、濃厚なソースを使った料理はなっかた(注文できなかった) です。よもやま話は、おいおいhttp://www5.freeweb.ne.jp/travel/sintuwa/petra/に書いていくのでお暇な 方は是非。あらしま さんのHPが完成しましたAraの旅日記(http://www5.freeweb.ne.jp/travel /sintuwa/)ぜひご覧下さい。

また、高級レストランに潜入してきました(平成13年)

今回行ったレストラン
2つ星 Leon de Lyon リヨン 予約なしです  http://www.leondelyon.com/

 11/7のランチ。エジプトからリヨンに着いて、早速、古い『歩き方』でレストラン探し、『歩き方』では心許ないので、本屋で赤ミシュランを立ち 読み。その甲斐あって、このレストランにたどり着きました。2日も風呂に入ってなく、前日ピラミッド観光したズボンシャツにジャケットを羽織っただけだけ ど、ここまで来た以上、入っちゃいました。デジカメの電池切れで写真は1枚しかないけど。ブレス鶏を食べてきました。ムニュとワインで480F

2つ星 Les Ambassadeurs コンコルド広場のホテル・クリヨン 2週間前にメールで予約。ムニュは67ユーロと135ユーロ(たしか?)。137ユーロのムニュにしました。こちらは 全皿写真があります(247-256番)。スープから始まって、肉料理の頃にはもう満腹。がんばって72ユーロのワインとともに全部平らげてきました。ム ニュとワイン・食前酒で227ユーロ(1489F)

1つ星 L'Isle Sonnante アビニョン 予約なし。2回目の訪問です。アビニョンにある1つ星3軒の中の1軒です。こちらも全皿写真があります(229-231 番)。たしか400−500F払った。写真はこちら。文章はまだ着手してません。http://isweb5.infoseek.co.jp /travel/sintuwa/abu/pic/

2つ星 ギー・サボワ パリ凱旋門近く 12:30頃行ってみたが、満席で断られた。来週はどうかと聞かれたので、かなり込み合っている模様。やは りパリのレストランは予約要ですね。どのレストランも最低ジャケットはあった方がいいです。