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8月16日(火)
一般にフランスの美術館は火曜日が休館ですから、今日は移動日と買い物日。
Lourdesルルド駅発早朝6:30TGV →12:33Paris Montparnasseパリモンパルナス駅着に乗車。今日は乗り換えなしですか ら楽ちんです。みると、二人分の座席を占領して横になって寝ている女性がいます。1時間位して、突然起き上がって車両を出て行きました。間もなく車掌さん が検札に回ってきました。かの不届きな女性は検札の時刻を熟知していて無賃乗車で1等座席に寝ていたのでした。Paris Montparnasse駅で降りたら、長い地下廊下をあるいて、地下鉄駅ににたどり着きます。HausmanSt-Lazarrreオスマンサンラザー ル駅で地下鉄を降り、今夜の宿Residhome Appart Hotel Paris-Operaレジドームアパートホテルパリ/オペラという長い名前のホテルに行きます。3時から部屋に入れますが、このホテルの良い点は、荷物 を預かる専用室を持っていて、いつでも荷物を預かってくれることです。今日は2時に荷物を預け、一泊したら、明日は夕方まで荷物を預けて小旅行をします。 お昼はLeon de Bruxellレオンドブリュッセルというムール貝専門店でいただきます。青緑のオーニングが目印です。





とにかく鍋いっぱいのムール貝と、山盛りのポムフリット(フライドポテト)がついて、安い、早い、うまい店です。ポムフリットはベルギー発祥で、この店も ベルギー発祥ですから。その後、別行動で買い物。明日の切符を買うためにRERの駅に行きましたが、自販機の操作に不慣れで、何度試しても買えません。い よいよ見かねて、駅員さんが、私はこの係ではないのだよ、と言いながら自販機を操作してくれて、無事あすのFontaineblau avonまでの往復切符を買うことが出来ました。
夜行く予定のステーキ屋A Coteに行ってみると、8月中は休業の張り紙。仕方なく、
足を使ってレストランを探し始めましたが、8月はバカンスで閉店の店が目につき、開いているのは在り来りの店ばかり。ギャラリーラファイエット百貨店から 歩いて15分のところに、自家製フォアグラと書いてあるレストランを発見。一旦ホテルに帰って、夜、案内していくと、いつになってもその店に着かない。ス タートの分岐点で道をを一本間違えてしまったようです。30分ほど、怒られながら夜道をさまよって、やっとそのレストランを発見。Au General La fayetteという店です。



19ユーロでカリッとした薄切りイギリスパントースト(三角)、口直しにシナモン味のイギリスパン(四角茶色)がついてきますので、10x10x1cmの 厚切り自家製フォアグ ラ(手前の2個)をトーストパンに塗って堪能しました。私達の隣に凸凹コンビ、太ったおじさんとひょろっとしたおじさんが座り、太った方はこの暑いのに背 広を持ってい て、横の座席に置きました。ビールと清涼飲料水を飲むと、すぐに立ち去りました。漫才みたいなコンビだけど、忙しい人達だね、と話していると、年配の給仕 さんが私の側に来て、PIC POCKETだよ、彼らは、というのです。背広は小道具で、スリをする時手元を隠すために使うという。幸い、私たちは何もすられませんでした。

8月17日(水)
今日は帰国の日ですが、夜遅く出発する飛行機を予約したので、日中はフルに使えます。
昨夜買っておいた冷凍食品を部屋の電子レンジで温めて朝食です。RERに乗ろうとしたら、ニーステロの影響で7月22日から8月21日までは運行中止、フ ランス国、国防省という掲示板が大きく出ていて、改札閉鎖。近くで工事をしていたおじさんに通路を教えてもらい地下鉄経由でGar de Lyonパリ・リオン駅に到着。地下からどの道で上がれば、近郊鉄道に乗れるのかしら、とまごついていると、背の高いハンサムな大学生風の男の人が、僕に 付 いて来な、といって、地上のホームまで案内して、去って行きました。親切なパリジャンに会いました。お城での昼食のサンドイッチを駅構内で買い ました。駅構内ではこの暑いさなか、軍服に身を固めた若い兵士たちが小銃を持ってテロを警戒しています。8;49ローカル線terは定刻発車。途中の Mulan駅(ミレーのバルビゾンに行くときの最寄り駅)まできたとき、これから15分停車しますのアナウンス。
反対車線のホームはパリへの通勤客でしょうか、ホームにあふれんばかりの群衆です。
列車が遅れているのでしょう。とんだことになった、飛行機に間に合うように戻れるのだろうか、と一瞬不安がよぎります。その後は列車が走り出し、ほぼ予定 の時間にFontaineblau avon駅に到着。待っていたChateau行きバスはすぐに発車。15分でお城入り口到着。フォンテーヌブロー城に入ると、係員のおばさんにあなたの リュックサックは大きすぎるから預けなさいと言われたので、どこに預けたらいいのですか?と聞くと、あらあなたはフランス語を話せるの、と嬉しそうに場所 を教えてくれました。入場券売場の後ろの部屋で、大小様々な木製のロッカーがあり、どれも1€なので、手前の大きなロッカーに入れました。帰る時鍵を開け ると、1€は戻ってきますので、無料預かりです。お城の内部は、この世にこれほどの豪華な部屋はあるだろうか、と驚くほど贅を尽くした部屋が展開して行き ます。王様の狩りの離宮だそうですが、わざわざイタリアから職人を招き贅を尽くした装飾がされています。


このフォンテーヌブロー城は絶対見るべきです。ナポレオンが失脚する時に演説をしたと言われる外の螺旋階段では、殆どの観光客が記念写真をとっています。


城内には、現在の観光客のためのトイレがあります。
その窓から外を見ると丁度、螺旋階段の裏側が正面に見えます。螺旋階段の記念撮影写真を正面から撮ると、その窓も写っているかもしれませんよ。


お昼前に城内から出る頃には、受付は大勢の人で大混乱、それをかき分けて、外に出ました。(朝早く、ゆったり見学して正解)
ベンチでお昼を食べて、午後は庭巡りです。




Jardin de Dianeデイアーヌの庭には石のサークルで囲まれた狩りを象徴した噴水があります。中心には人物像が立ち、足元の台座には犬が取り囲み、下方には鹿の頭 の彫刻です。


それはそうなんだ けれども、犬のおちんちんから水が噴き出すのはどうかと思う。普通は動物や魚の口から噴水が出てきますよね。
なるべく木陰を歩くように して、全ての庭、池を見てきました。(運河は長いので入り口までで引き返す)鯉が泳ぐ池、カモもいます。噴水があったり、花壇があったり、とにかく暑い、 そして広い 庭です。午後2時お城の外のバス停で待ち2:05発バスに乗り2:20国鉄駅着。2:30普通列車乗車。3:10パリリヨン駅着。ギャラリー・ラファイ エット百貨店のイートインコーナーで、アイスクリーム、鰯の酢漬けを食べ涼んでから、


ホテルの近くのベトナム料理屋でフォーとカレーを頼んで夕食(空港内 の食堂 は、ろくなものが無くて、しかも高いので、市内で食べていくことにしています)。ホテルに戻り、預けていた旅行カバンを受け取り、Operaの Roisybusロワ シーバス停に行く。妻が大声で叫ぶので、振り返ると、その女が妻のバッグに手を入れたというのです、その女はとぼけて立っていたので、その腕をピシっと叩 いて、泥棒 め!、と私も日本語でさけんだ。(フランス語ではオーヴォレール!)叩かれてもその女は怒らなかったのだから、本当にやったのだ。
午後6:11opera発7:11charles de gaulle空港2Eゲート着、料金11・5€
退屈しのぎにフランス語のクロスワードパズルを買って、23:30AF274/T飛行機は離陸、機内でもらった新聞Le Figaroの経済欄にMASAYOSI SON氏が世界の携帯のmaîtreマスターとして大きく取り上げられていました。機内食は不味くて、半分残しました。
8月18日(木) 18:20羽田空港着
今年の旅で目についたことは、どこに行っても黒人の姿が多く見られたこと、そしてますますスマートフォンの必要性が増加しwifi(フランス語ではウイ フィと発音するらしい)接続はホテルにも普及していて、来年は私も持って行かなくてはと思いました。(終わり)

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