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平成27年フランス旅行

今回は始めにフランス北部、ノルマンディー地方に行き、バイユーでタピストリーを、ドービル・トルービルで海岸と競馬場を、エトルタで断崖を 見て、それからフランス中西部、ロワールアトランティック地方のナントに行き、巨大な象ロボットに乗って、最後にパリに戻り郊外の中世の街プロバンを見て きました。

1.BAYEUX バイユー

8月12日(水)夜遅いので、軽い夕食をと、羽田空港内できつねうどんを食べました。すり鉢のような大きな器に全体が隠れるほどの巨大な油揚 げが一枚乗っていて、これがとても美味しい。今年はフランスで起きたテロ事件の影響で乗客が減少したのかもしれませんが、お盆にも関わらず、例年と違い航 空券の値段が安い。
エールフランス航空AF293便羽田22:55発
席は予め通路側を確保。隣に大柄の中年男性が座る。かなり体臭がきついのですが、それも徐々に慣れて、気にならなくなりました。彼が座席にSEX何とかと いう雑誌を置いたのが見えたので、ろくでもない人だろうと思い、その後、お話もしませんでしたが、彼は素早く機内食を食べると、いびきをかいて寝ていま す。飛行機を降りる間際に伺うと、パリに住んでいる人でした。
8月13日(木)4;15パリ・シャルルドゴール空港着
タクシー乗り場を探し、5:00乗車まだ暗い街並みを走って5:35パリ・サンラザール駅に到着。まだ深夜料金ですから2割増しで56.6ユーロ、トラン ク内荷物2個2ユーロの合計で58・6ユーロなので60ユーロ払う。到着したところに案内所がありましたが9時からの営業です。時間の無駄ですので、駅構 内を見て回ると、沢山ブティックがあって、とても広い。エスカレーターで上の階に登って行くと、列車のプラットホームに出て、端の方に切符売り場がありま した。フランスレイルパスの使用開始のスタンプを押してもらい。特急(intercites)の券をお願いすると、TGV以外は指定券は不要だ言われまし た。PARIS SAINT LAZARE6:45intecites331→LISIEUX8:26乗り換えてLISIEUX8:35ローカル列車 ter2849→TROUVILLE-DEAUVILLE8:57着 トルービル・ドービルはとても美しい駅舎で何枚も写真を撮りました。右手に出て、ト ルービルとドービルの境界を流れるla Touquesトウケ川の橋を渡りトルービル地区に入り5分ほど坂道を登れば、宿舎のBestWestern Hostellerie Du Vallon に到着。(13,14,15の3泊で679ユーロ+市税一人あたり1.5ユーロ)


写真右が駅、左がホテル。午後3時からしか入室できないので、ホテルに荷物を預けて10分足らずで駅に戻ります。これからは列車を乗り継いでバイユーまで 行きます。 TROUVILLE-DEAUVILLE10:04→10:26LISIEUX乗り換えLISIEUX11:09→11:37CAEN乗り換え CAEN12:04→BAYEUX12:20着。乗り換えは2度あり、各30分位駅構内で待ちます。冷たい雨ばかり降ってあたりは薄暗く、遠方の景色はか すんで見えません。今は夏のはずですが気温14℃と、まるで初冬のような気候。これがノルマンディーの夏か。アノラックを着て侘びしく列車を待ちます。
BAYEUX駅から左手に歩いて行くと公園(といっても駐車場に使われている)があり、その横の道を進んでいくと街の中心部に出ました。お目当てのレスト ランAuPetit Bistrotはすぐにみつかりましたが、早々と満員completの札が出ていて入れません。しばらく街を歩いて、川端に行くと、矢印で Creperie Triskellの看板がみえましたので、小川沿いに進み、水車を見ながら歩いていくと、奥まったところにそのクレープ屋がありました。

ここのクレープはそば粉を使った本格的なもので30センチはあろうか思うクレープを四角に折りたたんだ上に、トムチーズが載ったもの seguin、同じくハムじゃがいもクリームが載ったお店のオリジナルtriskelを注文。 お腹が空いていたせいばかりでなく、本当に美味しい。クレープ2品9.9+8.9そしてシードル250cc4.3の合計23.1ユーロで満腹
街をぶらついたらスーパーCarrefourがあったので、インスタントモカコーヒーパックを購入、後日飲んだらとても香りが良い。
いよいよお目当てのバイユーのタピスリーLa tapisserie de Bayeuxを見学。10分位並んで、入場。一人9ユーロ。解説のイヤホーンを貸してくれますが、日本語版もあって、わかりやすい。タピスリーは部屋の中 心に展示され、辿って行くと、ずっと奥まで続きそのまま折り返して反対側に周るように続いて、見学していくと自然に出口に出るようになっています。写真撮 影禁止です。番号が付いていて、音声ガイドに従って歩くと立ち止まらず見学できます。

ノルマンディー公がフランスを出発して、船で渡ってイギリスに上陸し敵を打ち破る絵巻です。右下の一番下の部分をよく御覧ください。戦争に負けた敵の大将 が地面に倒れています。敵将は身ぐるみ剥がされ素っ裸にされました。タピスリーに近づいてみると、チンポコまでさらされています。細かい刺繍の見事さで昔 の歴史物語が展開される長いタピスリー絵巻は、交通不便のBAYEUXですが、わざわざ見に来る価値があります。 Bayeuxの駅で時間があるので8月16日使用のParis MontparnasseからNantes行きのTGV座席指定券を買いました(一人9ユーロ)。16:37Bayeux→16:56Caen乗り換え 16:54Caen→17:25Lisieux乗り換え17:35Lisieux→17:58Trouville-Deauville着
駅の西側にあるバスのりばで明日のバス時刻を確認。明朝は早いので、橋のたもとの、パン屋さんで朝食用の惣菜パンを買いました。

夕方トルービル地区の川沿いに海の方に歩いて行くと、たくさんのレストランが続いていて盛況です。特に魚市場周辺には魚介レストランが軒を連 ねています。今年は円安ですから、料理が高価に見えてしまいます。こんな時、私は表通りから、一歩裏道りに入ってみるようにしています。案の定、手頃の価 格で海の幸(fruits de mer)盛り合わせが食べられる店を見つけました。BRASSERIE LES BAINS という店でシードル3.9,パラソル定食26,海の幸一皿19.5魚スープ7.2、アイスクリーム4ユーロで、合計60.6ユーロ。

ここで食べた生牡蠣は今までで最高。忘れられない味です。そして本場のラムステーキも文句なしに美味しい。小雨のぱらつく中、ホテルに帰りました。
今夜のホテルの部屋は少しおごって、ジャグジー付きのお風呂です。お湯を入れて、スイッチを押しても、ジャグジーが動き出しません。

フロントのおばさんに電話して部屋に来ていただくことにしました。おばさんニヤニヤして部屋に入ってきました。というのは、ホテルに入る際に 私はフロントの人が男に見えたので、ボンスワール・ムッシューと挨拶したら、妻にあの人女だよと叱られたのです。そのおばさんがいろいろ操作したのです が、動かないので諦めて、明日係の人に直させますから、といって帰って行きました。仕方なく、そのまま浴槽に浸かると、突然ジャグジーが動き始めました。 まさか体重を感知して作動する仕組みでもないでしょうに。とにかく、一件落着してフロントに直りましたと電話をかけました。

2.ETRETAT エトルタにジャンプ


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